- 幻想文学
- ファンタジイ
- 異世界ファンタジイ
- ヒロイック・ファンタジイ
- ダーク・ファンタジイ
- ユーモア・ファンタジイ
- ロマンティック・ファンタジイ
- 幻想小説
- 歴史ロマン
- 童話
- 短編集
- 連作短編集
- アンソロジー
- 奇妙な味
- 評論・研究
- ユーモア
- 秘境冒険
大いなる悲劇をもたらした戦が終わり、生き残ったのは王の弟マナウィダンら七人のみであった。兄妹を失い行くあてもなく、虚しさにとらわれるマナウィダンに、ダヴェドの若き大公プラデリは、一緒に故郷に来ないかと誘う。寡婦となった母フリアノンの話し相手となってほしいというのだ。マナウィダンは、かつてダヴェドを訪れた際に彼女に会い、強く心惹かれていた。傷心の英雄を待つ運命は? 神話ファンタジーの金字塔シリーズ。訳者あとがき=田村美佐子
エヴァンジェリン・ウォルトン
1907年、米インディアナ州生まれ。病弱だった少女時代から多くのファンタジー作家の作品を読み影響を受ける。1936年〈マビノギオン物語〉の第4話THE VIRGIN AND THE SWINEを出版。その後いくつかの作品を発表したものの沈黙していたが、1970年代初頭リン・カーターによって再発見され、〈マビノギオン物語〉第1話、第2話、第3話も世にでることになり、称賛を浴びた。そしてその生涯におけるファンタジー文学への功績を認められ、1989年世界幻想文学大賞で生涯功労賞を贈られた。1996年歿。
田村美佐子
(タムラミサコ )1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。訳書にトレメイン「憐れみをなす者」「昏(くら)き聖母」、ウォルトン「アンヌウヴンの貴公子」、ジョーンズ「詩人(うたびと)たちの旅」「聖なる島々へ」などがある。