あたしはチャーリー。あたしたちアバロナーズにはたいてい妖精がついてる。親友のロウシェルには服のお買い物妖精、クラスメイトのフィオレンツェには男の子をとりこにする妖精。それにひきかえ、あたしのなんて、いつでも駐車スペースをみつけられる妖精。免許を持っていないあたしにはなんのいいこともない。こんな妖精、どっかに行っちゃえばいいのに。アンドレ・ノートン賞受賞作家が贈る、愉快でほろ苦い青春学園ファンタジー。訳者あとがき=大友香奈子
大友香奈子
(オオトモカナコ )1965年、北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒。英米文学翻訳家。訳書に『ジェニーの肖像』ほか多数。