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ただいま撮影中の、究極のマジックで死亡したという著名なマジシャンの生涯を描く映画。だが、あまりに売りがなくて大ヒットは望めそうもない。ただし撮影中、死者が出れば話は別だけど……。そんなわけで自分は殺されるのではと怯える主演男優から、マジシャンのイーライは助けを求められた。撮影現場は、なるほど何か起きそうな雰囲気で……。お洒落なユーモア・ミステリ登場。訳者あとがき=法村里絵
ジョン・ガスパード
ミネソタ州ミネアポリス生まれ。低予算映画を制作したり、映画に関する本を執筆したりしたのち、2013年にイーライ・マークス・シリーズ第一作の『マジシャンは騙りを破る』を発表。以後The Bullet Catch(2014)、The Miser’s Dream(2015)と順調にシリーズを展開。現在、妻と数匹の犬猫とともにミネアポリスに暮らす。
法村里絵
(ノリムラリエ )1957年、東京都に生まれる。女子美術短期大学卒。主な訳書にウォー「失踪当時の服装は」「生まれながらの犠牲者」、ハワード「遭難信号」、スポッツウッド「幸運は死者に味方する」、ラーム「英国屋敷の二通の遺書」などがある。