新年早々、またも殺人事件の捜査を任されることになったウィザースプーン警部補。裕福な婦人が殺されたのは、交霊会から帰宅した直後のことだった。今回も主人を陰で助けようとするジェフリーズ夫人と使用人一同だが、このところメイドと馭者の仲が険悪で、捜査に支障が出かねない。奇しくもその原因も、交霊会がらみで!?単純そうで手ごわい事件に探偵団が挑むシリーズ第3弾!訳者あとがき=田辺千幸
エミリー・ブライトウェル
アメリカの作家。1948年ウェストバージニア州生まれ。本名シェリル・ランハム・アーガイル(Cheryl Lanham Arguile)。90年にサラ・テンプル名義で書いたロマンス小説Kindred Spiritsにより作家デビューを果たす。93年には初のミステリ小説として、ブライトウェル名義でジェフリーズ夫人シリーズ第一作となる『家政婦は名探偵』を発表。シリーズは広く人気を博し、以降毎年新作が刊行されている。ほかにもシェリル・ランハム名義ではヤングアダルト小説を執筆するなど、複数のペンネームを使い分けて活動している。