「息子が帰ってこないんです」警察にかかってきた一本の電話。少年は心臓をえぐり取られた死体で発見された。センセーショナルな事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班に救援要請が出された。四人の腕利き刑事。そこにひとりの男が加わった。セバスチャン・ベリマン、かつてのトッププロファイラー。だがこの男、自信過剰で協調性ゼロ、アドレナリンとセックス中毒、捜査中でも関係者を口説いて寝てしまう、はた迷惑な奴だった。
*第3位『IN★POCKET』2014年文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門
M・ヨート
1963年スウェーデン生まれ。映画監督、プロデューサー、脚本家。ヘニング・マンケルの〈刑事ヴァランダー〉シリーズの映画やテレビドラマの脚本も手がけているほか、仲間と設立した映像プロダクション会社でイェンス・ラピドゥスの『イージーマネー』三部作、カミラ・レックバリの〈エリカ&パトリック事件簿〉シリーズなどを映像化している。小説は本シリーズが初めて。
H・ローセンフェルト
1964年スウェーデン生まれ。脚本家としてのほか、テレビやラジオ番組の司会者としても有名。テレビドラマ『THE BRIDGE』、ヘニング・マンケルの〈刑事ヴァランダー〉シリーズの映画やテレビドラマの脚本も手がけている。小説は本シリーズが初めて。