ナチの残党や犯罪者を標的としてきた暗殺組織〈美術館〉。暗殺業に40年を捧げた60歳のビリーたち4人は、引退の日を迎えた。記念のクルーズ旅行に出かけるが、彼女たちを殺すため組織から刺客が送り込まれてくる。生き延びるには、知恵と暗殺術を駆使して反撃するしかない。殺すか殺されるかの危険な作戦の行方は? 本国でベストセラーとなった極上のエンターテインメント! 解説=村上貴史
ディアナ・レイバーン
アメリカ、テキサス州出身。テキサス大学サンアントニオ校で英文学と歴史を学ぶ。ヴィクトリア朝時代を舞台にしたヒストリカル・ミステリのシリーズで人気を博し、第3作のA Treacherous Curseが2019年のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最優秀長編賞の最終候補となった。ほかにも数々の著作がアガサ賞などにノミネートされ、高く評価されている。現在は家族とともにヴァージニア州に住む。