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親友の殺害容疑をかけられたジェニファー。だが彼女は病気のせいで記憶が曖昧で、体調次第で親友のことさえ忘れてしまう。「記憶」を失っていく語り手が紡ぐ衝撃のミステリ。
(単行本版タイトル『忘却の声』改題・文庫化)
アリス・ラプラント
作家、ジャーナリスト。スタンフォード大学などで創作講座を持ち、指導を行っている。2011年に発表した『忘却のパズル』は初のフィクション作品で、医療・健康を扱ったすぐれた文学やノンフィクションに与えられるウェルカム・ブック・プライズを受賞。さらにCWA(英国推理作家協会)ゴールド・ダガーの候補、バリー賞最優秀新人賞、マカヴィティ賞最優秀新人賞の最終候補となる。
その他の著作にA Circle of Wives(2014)、Coming of Age at the End of Days(2015)などがある。
玉木亨
(タマキトオル )1962年東京都生まれ。慶應大学経済学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書にクリーヴス『大鴉の啼く冬』『白夜に惑う夏』、ケリー『水時計』、サンソム『蔵書まるごと消失事件』、マン『フランクを始末するには』などがある。