シミノテチョウ20

紙魚の手帖 vol.20 DECEMBER 2024


未刊

定価:1,540円 (本体価格:1,400円)

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紙魚の手帖 vol.20 DECEMBER 2024

ジャンル
一般文芸 > 紙魚の手帖
国内ミステリ > ミステリ

判型:A5判並製
ページ数:303ページ
初版:2024年12月13日

ISBN:978-4-488-03125-1
Cコード:C0093

装画:飯田研人
装幀:アルビレオ


内容紹介

■【創立70周年記念】(1)川野芽生、嶋津輝、田中啓文、酉島伝法、町田そのこ、米澤穂信の豪華執筆陣による、書き下ろし読切。(2)本邦初訳短編やコラムなどで贈る、特集「現代英国ミステリのゆるぎなき至宝――アン・クリーヴスの世界」。(3)川出正樹が贈る、評論『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲ―ション』出張版。■錯綜する証言の先に見えた、五人の本当の関係とは? 貫井徳郎「不等辺五角形」最終回ほか。


目次

【創立70周年記念】
(1)豪華執筆陣による書き下ろし読切
しあわせのかたち 町田そのこ
●勤務先の社長、社長に引き取られた子供、誰とも縁を結べないわたし。奇妙だけど居心地のいい同居生活の行方

サイン 永見緋太郎の事件簿 田中啓文
●伝説のアルトサックスを巡るトラブルに、永見緋太郎の名推理は?

蓋互山(ふたごやま)、葢互山(ふたごやま)無常商店街2 酉島伝法
●またしても急な姉からの頼みで、とある山間の集落に連れていかれた翻訳家の主人公は……

嘘つき美登里 嶋津 輝
●「女給募集 十九歳」その貼り紙を見てカフェー西行を訪れたのは、高そうな着物を着た中年婦人で……

不死者の物語―革命家 川野芽生
●庶民の中から立ち上がった若者らが旧体制を倒し、不死者の一族は国から一掃された。新しい時代が訪れた――

輪廻の果てまで愛してる 米澤穂信
●だけどさ、それだけじゃ追いつかないよね、あたしがどれだけ悪さをやめたって……。この話はいったいどこへ向かう?

(2)特集「現代英国ミステリのゆるぎなき至宝――アン・クリーヴスの世界」
紡ぎ女 アン・クリーヴス 玉木 亨 訳
●糸を紡ぎ、セーターを編む老いた女性のもとをペレス警部が訪れ、埋もれた事件が掘り起こされる――

東京創元社の創立70周年に寄せて アン・クリーヴス 玉木 亨 訳
コラム 閉じた世界で描かれる「視線のパズル」 若林 踏
特報 アン・クリーヴス〈ヴェラ・スタンホープ警部〉シリーズの刊行が大決定!

(3)評論
『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション』出張版 Back to the‘50s!
川出正樹

【小説・連載】
きみのかたち 第14回 坂木 司
●「お菓子のゴミを捨てていくおばけ」の都市伝説を書き上げた大地。はたしてどんな反応が……?

フルハウス 第4回 堂場瞬一
●いよいよワールドカップ初戦。相手はヨーロッパの強豪ウェールズだ。オールブラックスの誇りを見せてくれ!

不等辺五角形 最終回 貫井徳郎
●錯綜する証言の先に五人の関係はどのような構図を浮かび上がらせるのか

※西條奈加「お蔦さんの神楽坂日記」は休載です

【コミック】
第9回 アシアトカクシ、オオユキフラシ 熊倉 献
●冬をもたらし、雪山に踏み込んだ人の足跡を消し迷わせるもの――そんな彼と過ごしたある冬の想い出

【創立70周年記念企画】
エッセイ 「わたしと東京創元社」
●豪華執筆陣による一年限定特別連載!
今村昌弘/越前敏弥/大倉崇裕/桜庭一樹/麻耶雄嵩/ローラン・ビネ

【ESSAY】
私の小さな地図帖 その九 ゆくえも知らない道 山崎佳代子
装幀の森 第14回 山田英春
翻訳のはなし 第十八回 月並みな感慨 直良和美

※若島正「乱視読者の読んだり見たり」は休載です

【COLUMN】
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【INTERVIEW 期待の新人】
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【INTERVIEW 注目の新刊】
『死念山葬』 朝倉宏景
『隣人のうたはうるさくて、ときどきやさしい』 白尾 悠

【BOOKREVIEW】
[文芸全般]   瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]      渡邊利道
[ファンタジイ] 三村美衣

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