判型:四六判並製
ページ数:191ページ
初版:2020年6月12日
ISBN:978-4-488-02821-3
Cコード:C8093
装画:Minoru
装幀:藤田知子
弥助は十二歳。親がわりの千弥と貧しいながらも平和に暮らしていたが、ある夜、いきなり妖怪にさらわれ、妖怪奉行所につれていかれる。いやな夢を見た弥助が思わず割ってしまった石が、子どもを預かる妖怪うぶめの住まいだったというのだ。「罰として、うぶめに代わって妖怪子預かり屋になれ」と命ぜられる弥助。それからというもの、毎晩子どもを預けにやってくる子妖怪に振り回される……。トラブルだらけの妖怪ファンタジイ! 著者あとがき=廣嶋玲子
廣嶋玲子
(ヒロシマレイコ )神奈川県生まれ。『水妖の森』で、ジュニア冒険小説大賞を受賞し2006年にデビュー。主な作品に、〈ふしぎ駄菓子屋 銭天堂〉シリーズ、〈妖怪の子預かります〉シリーズ、〈ナルマーン年代記〉三部作、〈十年屋〉シリーズ、〈秘密に満ちた魔石館〉シリーズ、〈鬼遊び〉シリーズ、『送り人の娘』、『火鍛冶(ほかじ)の娘』、『魂を追う者たち』、『鳥籠の家』、『銀獣の集い』などがある。
Minoru
(ミノル )大阪府生まれ。京都精華大学デザイン学部VD学科イラストレーションコース卒業。動物や人物などをモチーフに模様を組み合わせた独特な雰囲気の作品を多数制作。装画を中心に活動中。主な装画作品に〈妖怪の子預かります〉シリーズ(廣嶋玲子作)、『湊町の寅吉』(藤村沙希作)、『南河国物語 暴走少女、国をすくう?の巻』(濱野京子作)などがある。