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2017年ルノードー賞受賞作
A・コナー『パールとスターシャ』(野口百合子訳)で双子の少女の目を通して描かれたアウシュヴィッツ絶滅収容所のナチスの医師メンゲレ。ユダヤ人、特に双子たちを実験対象に、信じがたい人体実験を重ねた悪魔のような男。彼がドイツ敗戦後、南米に逃亡し、1979年まで捕まることも裁かれることもなく生き延びられたのはいったいなぜなのか? その謎に満ちた後半生を見事に描いたノンフィクション・ノヴェル。ルノードー賞受賞作。訳者あとがき=高橋啓
オリヴィエ・ゲーズ
1974年、フランス、ストラスブール生まれ。ストラスブール政治学院卒業後、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスとブルッヘの欧州大学院大学で学び、その後、フリー・ジャーナリストとして、「ニューヨーク・タイムズ」、「ル・モンド」、「フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング」など国際的な大手メディアに寄稿。ジャーナリスト、エッセイスト、小説家。2016年には、ドイツ映画『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』(監督 ラース・クラウメ)の脚本でドイツ映画賞脚本賞を受賞。本書はルノードー賞受賞の後、その年の「最高の小説作品」に与えられる文学賞最高賞(プリ・デ・プリ)も受賞した。
高橋啓
(タカハシケイ )1953年北海道生まれ。翻訳家。早稲田大学文学部卒。訳書にL・ビネ『HHhH──プラハ、1942年』『言語の七番目の機能』、O・ゲーズ『ヨーゼフ・メンゲレの逃亡』、E・ルイ『エディに別れを告げて』、J・ルーボー『麗しのオルタンス』、P・キニャール『アマリアの別荘』、T・ガルシア『7』等。









