『ウィーツィ・バット』の前日譚にあたるシリーズ最終巻は、モヒカン少年ダークの物語。幼いうちからゲイであることに気づきながらも、周囲に打ち明けられずにいた彼が、自分を解き放ち幸せをつかむすべを覚えていく。
フランチェスカ・リア・ブロック
ロサンゼルス在住の作家。〈ウィーツィ・バット ブックス〉は全米で大ブレイクしたYA小説。〈Buzz〉誌で、“LAでもっともクールな人びと”のひとりに選ばれ、〈ヴィレッジ・ヴォイス〉ではLAの詩人と評されている。
金原瑞人
(カネハラミズヒト )1954年生まれ。翻訳家・法政大学教授。訳書にディレイニー『魔使いの弟子』、『魔使いの呪い』『魔使いの秘密』、ブロック〈ウィーツィ・バット・ブックス〉全5巻プライス『500年のトンネル』(以上東京創元社)、ストラウド『バーティミアス』(理論社)、クラッチャー『アイアンマン』(ポプラ社)、ローズ『ティモレオン』(中央公論文庫)、シアラー『青空のむこう』(求龍堂)、アランハフト『ラスト・ドッグ』(ほるぷ出版)、ウェストール『ブラッカムの爆撃機』(岩波書店)など。エッセイに『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』(牧野出版)、編著書に『12歳からの読書案内』などがある。