ヒイロノガクフ

緋色の楽譜〈下〉

ラルフ・イーザウ
酒寄進一


緋色の楽譜〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:334ページ
初版:2011年10月31日

ISBN:978-4-488-01338-7
Cコード:C0097

造形・写真:万華鏡〈TRUMP〉中里保子
装幀:柳川貴代


内容紹介

暴漢に襲われたサラを助けたのは、かつてサラのストーカーとして捕まった男ヤーニンだった。彼によると、リストの楽譜を狙ったのは、大昔から〈力の音〉の力で人々を操ってきた秘密結社だという。リストが何処かに隠した《緋色の楽譜》こそ彼らが探し求めるもの。サラはヤーニンと共にリストの詩を手掛かりに《緋色の楽譜》を追う。パリ、ワイマール、コペンハーゲン……そしてローマ。ヨーロッパ全土を駆ける、迫力に満ちた大作。著者あとがき=ラルフ・イーザウ/訳者あとがき=酒寄進一



酒寄進一

(サカヨリシンイチ )

ドイツ文学翻訳家、和光大学教授。主な訳書として、2012年本屋大賞翻訳小説部門第1位に選ばれたシーラッハ『犯罪』、2021年日本子どもの本研究会第5回作品賞特別賞を受賞したコルドン〈ベルリン三部作〉、ヘッセ『デーミアン』、ブレヒト『アルトゥロ・ウイの興隆/コーカサスの白墨の輪』、ケストナー『終戦日記一九四五』、ノイハウス『友情よここで終われ』、ザルテン『バンビ――森に生きる』などがある。