アカデミー・フランセーズ賞受賞
高校生が選ぶゴンクール賞受賞
ハリー・クバートの代表作『悪の起源』は、34歳のハリーと15歳の少女ノラの愛を下敷きにしていた! 少女殺しの嫌疑をかけられたハリーの無実を証明すべく青年作家マーカスは独自の調査をもとに『ハリー・クバート事件』を書き上げ、再びベストセラー作家となったが……。次々に判明する新事実、どんでん返しに継ぐどんでん返し……。欧州でダン・ブラウンの『インフェルノ』を ベストセラー・リストから引きずり下ろした傑作。
*第4位〈週刊文春〉2014ミステリーベスト10 海外部門
*第6位『このミステリーがすごい!2015年版』海外編
*第9位『ミステリが読みたい!2015年版』海外篇
下巻
上下合本版
ジョエル・ディケール
1985年ジュネーブに生まれる。ジュネーブ大学で法学を学ぶ。2005年に書いた短編でローザンヌの若い作家のための国際文学賞を受賞。2010年には第一長編で、ジュネーブ作家協会賞を受賞。『ハリー・クバート事件』は2012年にアカデミー・フランセーズ賞、高校生が選ぶゴンクール賞を受賞。舞台となったアメリカ、ニューイングランド地方は、子供時代から毎年、夏を過ごしてきた土地。
橘明美
(タチバナアケミ )仏語・英語翻訳家。お茶の水女子大学文教育学部卒業。訳書にC・アルレー『わらの女』、P・ルメートル『その女アレックス』、S・ピンカー『人はどこまで合理的か』他多数。