判型:四六判並製
ページ数:286ページ
初版:2010年10月25日
ISBN:978-4-488-00028-8
Cコード:C0076
装幀:東京創元社装幀室
置碁はそれ自体ハンディ戦であり、彼我の力量の差を認めて成り立つものである。しかしながら石の流れや強さに敏感になるためには、置碁を学ぶことは重要なことである。本書は上巻で9子局から6子局、下巻では5子局から2子局までを、多数の例を示し、上手の意図がどこにあるのか、下手はどう考えて打つべきか。積極策、消極策といった区別から、手筋や死活にも言及している。石の感覚を学ぶのに最適の書であり、棋力の飛躍に必読の書。
洪敏和
(ホンミンファ )1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始め、韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表。囲碁を通じて人の輪が広がるのを願う囲碁ファンの一人である。