ヘレン・マクロイ
アメリカの作家。1904年ニューヨークに生まれる。23年、フランスに渡りソルボンヌ大学に入学。在学中から美術評論家や新聞記者として文筆活動を始め、以降十年近くヨーロッパに滞在した。帰国後38年に長編『死の舞踏』で作家デビュー。同書で探偵役の精神科医ベイジル・ウィリング博士を創造する。46年に作家ブレット・ハリデイと結婚(61年に離婚)。50年には女性初のアメリカ探偵作家クラブ(MWA)会長に就任。長年の功績を称えられ、90年にはMWAグランドマスター賞を受賞した。94年歿。代表作に『暗い鏡の中に』『幽霊の2/3』『殺す者と殺される者』、短編集『歌うダイアモンド』などがある。
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亡夫と息子に接近する正体不明の女の目的は……? 妻の視点から描いた息づまるサスペンスと名探偵による謎解きを高次元で融合させた、ウィリング博士もの最後の未訳長編。
ニューヨークの大学構内で発生した亡命化学者殺しには、食い違う目撃証言や直前に起きた小事件など、数々の謎があった。精神科医ウィリング博士登場の本格犯人当てミステリ。
自らが演出した悲惨な暴露パーティーのあと、深夜何者かに殺された美女。精神科医ウィリング博士が意外な手がかりをもとに真犯人を指摘する、高純度の傑作謎解きミステリ。
アメリカ随一の女流本格作家による、趣向と技巧を凝したミステリ、サスペンス、SFなどバリエーション豊かな八つの短篇に加え、力作中篇「人生はいつも残酷」を収録する。
目撃者の前で開けた荒野から少年が忽然と消えた一件と、密室殺人──スコットランドを舞台に、不可能犯罪が彩る事件に名探偵ウィリング博士が挑む謎解きの傑作。本邦初訳。
カリブの島国に流れついたスターク青年は、死んだ通信社の記者が遺した手がかりを追いかけるうち、さらなる死体と遭遇する──マクロイが創造した二大探偵が共演する異色の快作。
平凡な女性教師の解雇に秘められた驚愕の事情とは? 精神科医ウィリング博士は、幻のように美しく不可解な謎が生んだ事件と対峙する。マクロイの最高傑作、新訳版で登場。
隠退した心理学者ハリーの身辺に次々起こる異変。姿なき脅迫者の目的と、その正体は? マクロイが持てる技巧を総動員して読者を翻弄する、練達のサスペンス。待望の新訳。
出版社社長宅のパーティで毒殺された人気作家エイモス。精神科医ウィリング博士の調査で、次々と明らかになる意外な事実と人間関係。復刊リクエスト第1位作品、新訳で登場。
芝居を上演中に演じられた大胆不敵な兇行。なぜか解き放たれるカナリア。精神分析医ウィリング博士の推理とは? 鮮やかな手掛かりの数々に舌を巻く、純然たる謎解き長編!
西インド諸島を発つ日、わたしは存在しない庭師から手紙の代筆を頼まれた。さらに白昼夢が現実を侵したように、帰途の船上で生起する蜃気楼めいた異変の……
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