赤江瀑
(アカエバク )1933年山口県生まれ。日本大学藝術学部演劇科中退。在学中は詩の同人誌「詩世紀」に参加。中退後は放送作家として活躍していたが、70年 「ニジンスキーの手」で第15回小説現代新人賞を受賞し、作家デビューを果たす。以降精力的に短編、長編を発表し、73年「罪喰い」が第69回直木賞候補となる。74年『オイディプスの刃』で第1回角川小説賞を受賞。84年『海峽──この水の無明の眞秀(まほ)ろば』『八雲が殺した』の両作品が第12回泉鏡花文学賞を受賞。美や芸術に潜む魔を独自の筆致で描き、現在でも熱狂的な支持を得ている。2012年没。
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芸術への狂おしい執念、実ることのない凄絶な恋着──文庫未収録作多数の16編で贈る〈赤江瀑アラベスク〉最終巻。全三巻堂々完結。
京都・化野を舞台に極限の恋を描いた「花曝れ首」ほか、不世出の作家が幻視した人と魔の織りなす情念の世界。文庫初収録作品多数、全十九編を収録。
幻想文学の巨星の仕事を俯瞰する決定版傑作選、全三巻刊行開始。第一巻には「海峡」、「星踊る綺羅の鳴く川」、「上空の城」の三長編のほか、ロングインタビューと随筆を併載せする。
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