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ジケン 事件

事件

在庫あり

定価
1,430円(本体価格:1,300円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
552ページ
初版
2017年11月24日
ISBN
978-4-488-48111-7
Cコード
C0193
文庫コード
M-お-11-1
装画
ヤマモトマサアキ
装幀
山田英春

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内容紹介

1961年7月2日、神奈川県の山林から女性の刺殺体が発見される。被害者は地元で飲食店を経営していた若い女性。翌日、警察は自動車工場で働く19歳の少年を殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕する。――最初はどこにでもある、ありふれた殺人のように思われた。しかし、公判が進むにつれて、法廷では意外な事実が明らかになっていく。果たして、少年は本当に殺人を犯したのか? 戦後日本文学の重鎮が圧倒的な筆致で描破した不朽の裁判小説。第31回日本推理作家協会賞に輝く名作が、最終稿を元に校訂を施した決定版にて甦る。著者あとがき=大岡昇平/解説=新保博久

2023年8月、WOWOW「ドラマW」で放送!


著者紹介

大岡昇平 (オオオカショウヘイ)

1909年東京都生まれ。京都帝国大学卒。44年に召集されてフィリピンに赴くが、翌年米軍の俘虜となってレイテ島の収容所に送られる。49年に自らの従軍体験を小説にした『俘虜記』を刊行、第1回横光利一賞を受賞する。翌年発表した『武蔵野夫人』は戦後を代表するベストセラーになり、一躍斯界に名を馳せる。52年『野火』が第3回読売文学賞を、61年『花影』が第15回毎日出版文化賞ならびに第8回新潮社文学賞を、72年『レイテ戦記』が第13回毎日芸術賞を、78年『事件』が第31回日本推理作家協会賞を受賞する。88年没。
推理小説愛好家としても有名で、自らE・S・ガードナー『すねた娘』やイーデン・フィルポッツ『赤毛のレッドメーン』の翻訳も手掛けている。

著訳者の既刊本