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ラッカスルミドリ 落下する緑 永見緋太郎の事件簿

落下する緑

在庫なし

定価
814円(本体価格:740円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
344ページ
初版
2008年7月11日
ISBN
978-4-488-47501-7
Cコード
C0193
文庫コード
M-た-6-1
装幀
森山由海

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内容紹介

唐島英治クインテットのメンバー、永見緋太郎は天才肌のテナーサックス奏者。音楽以外の物事にはあまり興味を持たない永見だが、ひとたび事件や謎に遭遇すると、楽器を奏でるように軽やかに解決してみせる。逆さまに展示された絵画の謎、師から弟子へ連綿と受け継がれたクラリネットの秘密など、永見が披露する名推理の数々。鮎川哲也も絶賛した表題作にはじまる、日常の謎連作集。著者あとがき=田中啓文/解説=山下洋輔

目次

「落下する緑」
「揺れる黄色」
「反転する黒」
「遊泳する青」
「挑発する赤」
「虚言するピンク」
「砕けちる褐色」

著者紹介

田中啓文 (タナカヒロフミ)

1962年大阪府生まれ。神戸大学卒。93年『凶の剣士』が第2回ファンタジーロマン大賞に佳作入選、『背徳のレクイエム』と改題のうえ刊行してデビュー。同年、サックス・プレイヤーの永見緋太郎が登場する短編「落下する緑」が鮎川哲也編〈本格推理〉に入選。その後、ミステリをはじめとしてSFやホラーとジャンルを越えて活躍する。2002年「銀河帝国の弘法も筆の誤り」が第33回星雲賞を、09年「渋い夢」が第62回日本推理作家協会賞を、16年「怪獣ルクスビグラの足型を取った男」が第47回星雲賞を受賞。主な著書に〈永見緋太郎の事件簿〉〈笑酔亭梅寿謎解噺〉シリーズのほか、『シャーロック・ホームズたちの冒険』『異形家の食卓』『こなもん屋うま子』『ウィンディ・ガール サキソフォンに棲む狐Ⅰ』『地獄八景』がある。

著訳者の既刊本

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