コイボタン 恋牡丹
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内容紹介
北町奉行所に勤める戸田惣左衛門は、『八丁堀の鷹』と称されるやり手の同心である。七夕の夜、吉原で用心棒を頼まれた惣左衞門の目前で、見世の主が刺殺された。衝立と惣左衞門の見張りによって密室状態だったのだが……「願い笹」。江戸から明治へと移りゆく混乱期を、惣左衛門とその息子・清之介の目を通して活写した。心地よい人情と謎解きで綴る全四編を収録。本書は第27回鮎川哲也賞最終候補として、受賞作の『屍人荘の殺人』、優秀賞の『だから殺せなかった』に次ぐ評価を受けた。文庫オリジナル。
目次
「花狂い」
「願い笹」
「恋牡丹」
「雨上り」
「願い笹」
「恋牡丹」
「雨上り」