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ニジノハテ 虹の涯

虹の涯

在庫あり

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 歴史ミステリ
判型
四六判上製
ページ数
252ページ
初版
2022年11月18日
ISBN
978-4-488-02888-6
Cコード
C0093
装画
岡田航也
装幀
長﨑綾(next door design)

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内容紹介

元治元年三月、筑波山で蹶起(けつき)した天狗党の首領格・藤田小四郎は、攘夷の使命に燃える水戸藩士であった。武芸に秀で責任感が強いが、向こう見ずな性格でもある。安政江戸地震で家屋の下敷きになったとされる、父・東湖の死の真相。小四郎自らが巻き込まれた蔵の中での不可能殺人。天狗党を援助する大店での傷害事件。それらを同じ手習所で学んだ昔馴染み、漢方医・山川穂継と共に検めてゆく。さらに最終話では、過酷な真冬の行軍だったとされる天狗党西上の際、戦場に度々現れた殺人鬼〈化人(けにん)〉の謎を大ボリュームで活写する。天狗党の向かう虹の涯(はて)には何が──。『恋牡丹』『雪旅籠』で注目の著者が贈る、最新連作長編。

目次

「天地揺らぐ」
「蔵の中」
「分かれ道」
「幾山河」

著者紹介

戸田義長 (トダヨシナガ)

1963年東京都生まれ。早稲田大学卒。2017年、第27回鮎川哲也賞に投じた『恋牡丹』が最終候補作となる。同回は、今村昌弘『屍人荘の殺人』が受賞作、一本木透『だから殺せなかった』が優秀賞となり、『恋牡丹』は第三席であった。『恋牡丹』を大幅に改稿し、2018年デビュー。同じ同心親子を描いたシリーズ第2弾『雪旅籠』も好評を博す。江戸文化歴史検定1級。

著訳者の既刊本

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