ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

アトカタナクシズム 跡形なく沈む

跡形なく沈む

在庫なし

定価
1,210円(本体価格:1,100円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
396ページ
初版
2013年2月28日
ISBN
978-4-488-24009-7
Cコード
C0197
文庫コード
M-テ-7-7
写真
(C)Unlisted Images / Fotosearch.jp
装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

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内容紹介

憎き母が死んだ。何一つ秘密を漏らさないまま──。父を知らずに育ったルース・ケラウェイは、母の遺品から手掛かりを得て小都市シルブリッジへ渡った。父親を捜す傍ら、なぜか数年前の協議会議員選挙の不正も探ろうとするルースの不可解な行動は、人々の不安を煽り、ついに殺人事件まで発生する。複雑な人間関係を操り、鮮やかなフーダニットを演出する円熟期の傑作。本邦初訳。解説=佐々木敦

*第4位『2014本格ミステリ・ベスト10』海外編

著者紹介

D・M・ディヴァイン

1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。

中村有希 (ナカムラユキ)

1968年生まれ。1990年東京外国語大学卒。英米文学翻訳家。訳書に、ソーヤー『老人たちの生活と推理』、マゴーン『騙し絵の檻』、ウォーターズ『半身』『荊の城』、ヴィエッツ『死ぬまでお買物』、クイーン『ローマ帽子の謎』など。

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