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シミノテチョウ09 紙魚の手帖 vol.09 FEBRUARY 2023

紙魚の手帖 vol.09 FEBRUARY 2023

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 紙魚の手帖
  1. 国内ミステリ > ミステリ
判型
A5判並製
ページ数
351ページ
初版
2023年2月10日
ISBN
978-4-488-03114-5
Cコード
C0093
装画
Noribou
装幀
アルビレオ

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内容紹介

■明智恭介の活躍を描く、シリーズ最新短編! 今村昌弘「宗教学試験問題漏洩事件」。■夕木春央、君嶋彼方、川野芽生、斧田小夜、床品美帆、ディーマ・アルザヤットが登場。ミステリ、ファンタジイ、SF、一般文芸など様々なジャンルで活躍する、国内外で要注目の新鋭たちの短編を掲載、特集「2023早春・若手作家の宴」。 ■連載最終回 石持浅海「完璧な計画 犯罪相談員〈5〉」、加納朋子「1(ONE) 後編」掲載。■紅玉いづき、近藤史恵が贈る読切ほか。


目次

【明智恭介シリーズ、最新短編!】
宗教学試験問題漏洩事件 今村昌弘
●期末試験直前。神紅大学ミステリ愛好会は、待望の事件に遭遇したが――明智恭介シリーズ最新短編

【特集「2023早春・若手作家の宴」】
酔来酔去 斧田小夜
●漢の武帝の時代、天より麒麟が飛来した――第10回創元SF短編賞優秀賞を「飲鴆止渇」で受賞した新鋭が贈る

不死者の物語――肖像画家 川野芽生
●その画家の青年は、時代や場所を超えてあちこちに現れる。定命の人々の間で、静かに長い時を生きている

バッグ・クロージャー 君嶋彼方
●大嫌いな兄が結婚することになった。しかも、結婚相手は俺の初恋の人だった

今際(いまわ)の際(きわ)の断崖から 夕木春央
●海面に衝突して死ぬまであとわずか、私は自分が突き落とされた理由を考察する。注目の俊英、本誌初登場!

血を綴じる書庫の殺人 京都辻占探偵六角 床品美帆
●皮肉屋だけど頼りになる、名探偵・六角が帰ってきた――ミステリーズ!新人賞受賞作家が贈る二一世紀型不可能犯罪!

懸命に努力するものだけが成功する ディーマ・アルザヤット 小竹由美子 訳
●#MeToo運動以前のハリウッドで、ある女性インターンに起こった出来事――現代アメリカ文学の新鋭による鮮烈な一編!

【INTERVIEW 期待の新人】
五十嵐 大
木江 恭

【小説】
明治殺人法廷 第3回 芦辺 拓
●新天地・大阪でふたたび記者として奮起する新十郎。彼のもとに舞い込んだ「大事件」とは一体?

完璧な計画 犯罪相談員〈5〉 石持浅海
●彼女は、わたしだけのものだ。だからわたしは彼女を殺す。〈犯罪相談員〉シリーズ最終回!

1(ONE) 後編 加納朋子
●愛犬のワンも、子供たちも、世界で一番の存在なのだ――駒子一家と犬をめぐる物語、感動の大団円

きみのかたち 第6回 坂木 司
●コロナで消えた「いつも」が少しずつ戻ってきた。給食、友だちとの会話、塾や習いごと。ぜんぶはまだ、戻らないけど

特撮なんて見ない 第6回 澤村伊智
●イメージボード破壊事件と二通目の脅迫状が生徒たちの心に影を落とすが、撮影は続いていき……

サエズリ図書館のワルツさん 電子図書館のヒビキさん 紅玉いづき
●紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に紙の本を愛し守る、私設図書館司書がいた。伝説のシリーズ、復活!

ベラベッカという名前 近藤史恵
●〈パ・マル〉のスタッフは、どこか家族のような存在になっていて……

【ESSAY】
装幀の森 第5回 アルビレオ
翻訳のはなし 第7回 グランジェ翻訳裏話――謎の翻訳家・高岡 真 平岡 敦
乱視読者の読んだり見たり 第5回 小説の窓、映画の窓 若島 正

【COLUMN】
ひみつのおやつ*祖母の醤油漬けにんにく 木犀あこ
私の必需品*仕込み杖 青本雪平

【INTERVIEW 注目の新刊】
『明智卿死体検分』 小森 収
『グッドナイト』 折原 一

【BOOKREVIEW】
[文芸全般]   瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]      渡邊利道
[ファンタジイ] 三村美衣

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