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シミノテチョウ 08 紙魚の手帖 vol.08 DECEMBER 2022

紙魚の手帖 vol.08 DECEMBER 2022

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 紙魚の手帖
  1. 国内ミステリ
判型
A5判並製
ページ数
391ページ
初版
2022年12月9日
ISBN
978-4-488-03113-8
Cコード
C0093
装画
Noribou
装幀
アルビレオ

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内容紹介

■小鳩君と小佐内さんが活躍する、シリーズ最新短編! 米澤穂信、「倫敦(ロンドン)スコーンの謎」。■冠婚葬祭にまつわる出来事を通し、登場人物達は己の内面を見つめ直すーー。飛鳥井千砂、嶋津輝、高山羽根子、寺地はるな、雪舟えまの豪華執筆陣による、読切特集「冠婚葬祭」。■特別企画 『煉獄の時』刊行記念! 笠井 潔「矢吹駆連作の舞台裏」掲載。■近藤史恵、丸山正樹、サラ・ピンスカー読切ほか。


目次

【小鳩君と小佐内さんが活躍する、シリーズ最新短編!】
倫敦(ロンドン)スコーンの謎 米澤穂信
●年に一度のお楽しみ、シリーズ最新作。今回は小佐内さんの小市民的スクール・ライフのために小鳩君が知恵を貸します

【読切特集「冠婚葬祭」】
もうすぐ十八歳 飛鳥井千砂
●〈冠〉“成年年齢”ってなんだろう。二〇二二年、智佳は十八歳の岐路を想う

ありふれた特別 寺地はるな
●〈冠〉成人式の朝、果乃子は二十年前を思い出す。話題の著者が描く、じんわり温かな物語

二人という旅 雪舟えま
●〈婚〉家読みのシガとクローンのナガノ。二人の旅が迎える“おわり”と“はじまり”

漂泊の道 嶋津 輝
●〈葬〉 葬儀で出会ったうつくしいひとは、いつも彼女らしい喪服を着ていた

祀りの生きもの 高山羽根子
●〈祭〉 神社のおまつりで手に入れた不思議な生きもの。その正体はゆらゆらと曖昧でよくわからないまま

【小説】
明治殺人法廷 第2回 芦辺 拓
●明治二〇年冬、保安条例によって東京を追われる民権派の人々。その中には探訪記者・筑波の姿もあった

かなり具体的な提案 犯罪相談員〈4〉 石持浅海
●あいつは彼女を見捨てたうえ、私のことも裏切った。恨みを晴らすべく、相談員との会話にヒントを得て行動を起こすが……

1(ONE) 中編 加納朋子
●町で起こった騒動を経て、我が家に仔犬がやって来たが……。〈駒子〉シリーズ最新作!

きみのかたち 第5回 坂木 司
●待ちに待った、新五年生としての初登校。でも、学校ではいろんなことが変わっていて……

特撮なんて見ない 第5回 澤村伊智
●脅迫状や主演の演技など問題が続出する中、真帆が怪獣のスーツアクターとしてスカウトしたのは?

記憶の対位法 第3回 高田大介
●祖父の遺した黒い箱には、謎そのものが入っていた。ジャンゴは意外な人物の助力のもと、探究に乗り出す

モンドールの理由 近藤史恵
●「松島くんが、この業界に残りたくなるような料理を作ってよ」羽田野さんの難題に三舟シェフはどう応えるのか……

刑事何森 エターナル 丸山正樹
●飯能のラブホテルで発生した殺人事件。被疑者が残した「ラッソン」の意味とは?

オークの心臓集まるところ サラ・ピンスカー 市田 泉 訳
●古いバラッドについての推理は、恐るべき真相に近づき……二〇二二年ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞受賞作

【特別企画】
矢吹駆連作の舞台裏 笠井 潔

【ESSAY】
装幀の森 第4回 アルビレオ
ぼくたちが選んだ 第6回(最終回) 北村 薫・有栖川有栖・宮部みゆき
翻訳のはなし 第6回 声が大事なんです 市田 泉

※若島 正「乱視読者の読んだり見たり」は休載です

【COLUMN】
ひみつのおやつ*砂糖湯と食パン 榎田ユウリ
私の必需品*たった4分のエール 内山 純

【INTERVIEW 期待の新人】
荻堂 顕

【INTERVIEW 注目の新刊】
『水底のスピカ』 乾 ルカ
『青木きららのちょっとした冒険』 藤野可織

【訃報】
追悼 津原泰水 北原尚彦・紅玉いづき

【BOOKREVIEW】
[文芸全般]   瀧井朝世
[国内ミステリ] 宇田川拓也
[翻訳ミステリ] 村上貴史
[SF]      渡邊利道
[ファンタジイ] 三村美衣

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