「ロンド」の名を冠した奇怪な個展はpart 3 まで開かれ、そのたびに学芸員・津牧は名画そっくりにしたて上げられた死体を目の当たりにしていた。犯人は死体でつくられた絵を撮影、それをもとに描いた絵を犯行声明のように美術雑誌に送りつけてきていた。そんななか津牧の恋人が姿を消す。そしてpart 4の案内状には奇妙な数字が並んでいた。数字に導かれて行き着いた謎めいた山荘で、彼はいったい何を知ることになるのか? 幻の絵画『ロンド』とはいかなる作品なのか? ミステリ作家・柄澤齊誕生の華麗なる記念碑! 解説=中条省平
*第2位 ミステリチャンネル「闘うベストテン2002」国内ミステリー編
ロンド ゲ ロンド〈下〉
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