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キュウケツキトセイシンブンセキ 吸血鬼と精神分析

吸血鬼と精神分析

在庫僅少

定価
2,530円(本体価格:2,300円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
シリーズ
  1. 矢吹駆シリーズ
判型
文庫判
ページ数
928ページ
初版
2025年5月30日
ISBN
978-4-488-41512-9
Cコード
C0193
文庫コード
M-か-2-12
装画
建石修志
装幀
柳川貴代+Fragment

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内容紹介

パリで起きたルーマニア人亡命将校射殺事件。現場にはDRACという血文字が。その後女性が血を抜かれて殺される猟奇殺人が続く。矢吹駆はこの〈吸血鬼(ヴアンピール)〉事件の犯人が、遺体に動物の徴(シーニユ)を残していることに着目。一方ギリシアでの事件後神経を病んだナディアが、この連続猟奇事件に巻き込まれていく。脱血と動物の徴(シーニユ)は何を意味するのか? 駆の現象学的推理が暴く驚愕の真相!解説=中村大介

著者紹介

笠井潔 (カサイキヨシ)

1948年東京生まれ。74年渡仏し76年帰国。79年デビュー作『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞を受賞。98年『本格ミステリの現在』編纂で日本推理作家協会賞受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で本格ミステリ大賞二部門(小説、評論・研究)同時受賞。著書に『哲学者の密室』『テロルの現象学』他多数。

著訳者の既刊本