ダザイオサムノジショ 太宰治の辞書
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内容紹介
新潮文庫の復刻版に「ピエルロチ」の名を見つけた《私》。たちまち連想が連想を呼ぶ。ロチの作品『日本印象記』、芥川龍之介の「舞踏会」、「舞踏会」を評する江藤淳と三島由紀夫。本から本へ、《私》の探求はとどまるところを知らない。太宰治「女生徒」を読んで創案と借用のあわいを往き来し、太宰愛用の辞書は何だったのかと遠方に足を延ばす。そのゆくたてに耳を傾けてくれる噺家、春桜亭円紫師匠。そう、やはり私は「円紫さんのおかげで、本の旅が続けられる」のだ……。解説=米澤穂信
目次
「花火」
「女生徒」
「太宰治の辞書」
「白い朝」
「一年後の『太宰治の辞書』」
「二つの『現代日本小説大系』」
「女生徒」
「太宰治の辞書」
「白い朝」
「一年後の『太宰治の辞書』」
「二つの『現代日本小説大系』」