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ヨコチョウノメイタンテイ ハンニンアテショウセツケッサクセン 横丁の名探偵 犯人当て小説傑作選

横丁の名探偵 犯人当て小説傑作選

未刊

定価
990円(本体価格:900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > アンソロジー
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
304ページ
初版
2025年11月28日
ISBN
978-4-488-40068-2
Cコード
C0193
文庫コード
M-ん-14-2
装画
千海博美
装幀
山田英春

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内容紹介

ミステリ作家たちが工夫を凝らし、読者と頭脳戦を繰り広げる犯人当て小説。その傑作の数々から“読者への挑戦”ものを中心に精選し、全3巻のアンソロジーに集成した。第2巻には長屋のご隠居が掛軸泥棒を見抜く仁木悦子「横丁の名探偵」、恩人の息子捜しが殺人事件に発展する巽昌章「埋もれた悪意」、犯人当て短篇を作中に織り込んだ今邑彩「時鐘(とけい)館の殺人」など全7篇を収録。序文=福井健太

目次

仁木悦子「横丁の名探偵」
石沢英太郎「アリバイ不成立」
巽昌章「埋もれた悪意」
泡坂妻夫「ダイヤル7」
岡嶋二人「聖バレンタインデーの殺人」
中西智明「ひとりじゃ死ねない」
今邑彩「時鐘(とけい)館の殺人」

著者紹介

仁木悦子 (ニキエツコ)

1928年東京府生まれ。57年、初めて書いたミステリ長編『猫は知っていた』が第3回江戸川乱歩賞を受賞。以後人気作家として活躍し、「日本のクリスティ」と称賛された。81年、短編「赤い猫」で第34回日本推理作家協会賞を受賞。代表作に『林の中の家』『二つの陰画』『冷えきった街』『灯らない窓』など。大井三重子名義での児童文学の著作もある。86年没。

福井健太 (フクイケンタ)

1972年京都府生まれ。書評家。早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。2013年、『本格ミステリ鑑賞術』で第13回本格ミステリ大賞【評論・研究部門】を受賞。著書に『本格ミステリ漫画ゼミ』、編書に『SFマンガ傑作選』などがある。

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