ミステリ=22 ミステリ=22 推理小説ベスト・エッセイ
在庫あり
オンライン書店で購入
内容紹介
ひとつの真実にむかって書かれる推理小説から、なぜこれほどまでに多様な “読む” 面白さが生まれるのか。北村薫、坂口安吾から中条省平、若島正まで――作家・評論家・翻訳家たちは、推理小説をいかに読み解いたか。短編小説から英米ミステリ史を辿る大著『短編ミステリの二百年』で第75回日本推理作家協会賞と第22回本格ミステリ大賞を受賞した編者によるアンソロジー。ミステリに関するエッセイ・解説・評論の数多あるなかから「明快であること」と「内容が充実していること」を念頭に名文を選りすぐった、ミステリ・ファン必携の一冊。
目次
はしがき
北村薫「解釈について」「解釈について(続き)」
坂口安吾「推理小説について」
都筑道夫「トリック無用は暴論か」「必然性と可能性」
瀬戸川猛資「影の薄い大探偵〈ポアロ〉」「ヴァージル・ティッブス」
法月綸太郎「紐育のイギリス人――『わが子は殺人者』(P・クェンティン)解説」
各務三郎「誤解された冒険小説」「アイ・スパイ!」
北上次郎「不信のヒーロー」「フランシスの復活」
石上三登志「女嫌いの系譜、又は禁欲的ヒーロー論」
小鷹信光「ポイズンヴィルの夏」
池上冬樹「“清水チャンドラー”の弊害について」
森下祐行「「本格ミステリ冬の時代」はあったのか」
丸谷才一「なぜ戦争映画を見ないか」「社会派とは何か」
笠井潔「善人と怪物――北村薫『盤上の敵』」
井家上隆幸「イラン、イスラム革命後十年 船戸与一『砂のクロニクル』」
中条省平「書簡体を用いる 夢野久作『瓶詰地獄』」
若島正「明るい館の秘密――クリスティ『そして誰もいなくなった』を読む」
索引
北村薫「解釈について」「解釈について(続き)」
坂口安吾「推理小説について」
都筑道夫「トリック無用は暴論か」「必然性と可能性」
瀬戸川猛資「影の薄い大探偵〈ポアロ〉」「ヴァージル・ティッブス」
法月綸太郎「紐育のイギリス人――『わが子は殺人者』(P・クェンティン)解説」
各務三郎「誤解された冒険小説」「アイ・スパイ!」
北上次郎「不信のヒーロー」「フランシスの復活」
石上三登志「女嫌いの系譜、又は禁欲的ヒーロー論」
小鷹信光「ポイズンヴィルの夏」
池上冬樹「“清水チャンドラー”の弊害について」
森下祐行「「本格ミステリ冬の時代」はあったのか」
丸谷才一「なぜ戦争映画を見ないか」「社会派とは何か」
笠井潔「善人と怪物――北村薫『盤上の敵』」
井家上隆幸「イラン、イスラム革命後十年 船戸与一『砂のクロニクル』」
中条省平「書簡体を用いる 夢野久作『瓶詰地獄』」
若島正「明るい館の秘密――クリスティ『そして誰もいなくなった』を読む」
索引