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リレーミステリ フブキノサンソウ 吹雪の山荘 リレーミステリ

吹雪の山荘

在庫なし

定価
1,100円(本体価格:1,000円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
416ページ
初版
2014年11月28日
ISBN
978-4-488-40056-9
Cコード
C0193
文庫コード
M-ん-7-1
写真
(C)Radius Images/amanaimages
装幀
石松経章(Keisyo事務所)

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内容紹介

雪の舞う大晦日。山荘村・清沢郷にナディア・モガール、刈谷正雄、《私》、若竹七海、法月綸太郎、有栖川有栖らが各人の思惑を胸にやってきた。やがて新年へ日付が変わるころ、幽霊山荘を探索していたメンバーは首なし死体を発見する! 吹雪で周囲から隔絶された中、次々と起こる不気味な事件。彼らは無事に真相を暴けるのか? 人気シリーズの名探偵&ワトソン役6人の豪華競演で贈る、ここでしか読めない本格リレーミステリ! 

目次

リレー小説を始めるに当たって
笠井 潔 「第一章 消えた山荘」
岩崎正吾 「第二章 幽霊はここにいた」
北村 薫 「第三章 ウィンター・アポカリプス」
若竹七海 「第四章 容疑者が消えた」
法月綸太郎「第五章 吹雪物語(──夢と知性)」
法月綸太郎「第六章 《時は来た……》」
巽 昌章 「第七章 雪の中の奇妙な果実」
解決予想

著者紹介

笠井潔 (カサイキヨシ)

1948年東京都生まれ。79年にデビュー作『バイバイ、 エンジェル』で第6回角川小説賞を受賞。 ミステリ作家、伝奇作家として活躍する傍ら、精力的な評論活動を展開。 98年に『本格ミステリの現在』の編者として第51回日本推理作家協会賞を受賞、 2003年には『オイディプス症候群』『探偵小説論序説』で、第3回本格ミステリ大賞を、小説、評論・研究の両部門で受賞。 主な著作は『テロルの現象学』『哲学者の密室』『ヴァンパイヤー戦争』『魔』など。

岩崎正吾 (イワサキセイゴ)

1944年山梨県生まれ。87年『探偵の夏あるいは悪魔の子守唄』(旧題『横溝正史殺人事件』)でデビュー。主な著作に『探偵の冬あるいはシャーロック・ホームズの絶望』『風よ、緑よ、故郷よ』など。

北村薫 (キタムラカオル)

1949年埼玉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。89年『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の蝉』が第44回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を、2006年『ニッポン硬貨の謎 エラリー・クイーン最後の事件』が第6回本格ミステリ大賞(評論・研究部門)を、09年『鷺と雪』が第141回直木賞を受賞。16年に第19回日本ミステリー文学大賞を受賞。主な著書に『秋の花』『六の宮の姫君』『朝霧』『太宰治の辞書』『スキップ』『ターン』『リセット』『街の灯』『玻璃の天』『覆面作家は二人いる』『冬のオペラ』『盤上の敵』『語り女たち』『ひとがた流し』『いとま申して 『童話』の人びと』『謎物語 あるいは物語の謎』『ミステリは万華鏡』『詩歌の待ち伏せ』『北村薫のうた合わせ百人一首』『読まずにはいられない 北村薫のエッセイ』がある。

若竹七海 (ワカタケナナミ)

1963年東京都生まれ。立教大学卒。91年『ぼくのミステリな日常』 でデビュー。主な著作は『心のなかの冷たい何か』『依頼人は死んだ』『古書店アゼリアの死体』『猫島ハウスの騒動』『親切なおばけ』『バベル島』など。

法月綸太郎 (ノリヅキリンタロウ)

1964年島根県生まれ。京都大学卒。88年『密閉教室』でデビュー。2002年「都市伝説パズル」が第55回日本推理作家協会賞を、05年『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞。主な著書に『誰彼』『頼子のために』『一の悲劇』『ふたたび赤い悪夢』『二の悲劇』『法月綸太郎の新冒険』『キングを探せ』『ノックス・マシン』『挑戦者たち』が、評論では『謎解きが終ったら 法月綸太郎ミステリー論集』や〈法月綸太郎ミステリー塾〉がある。

巽昌章 (タツミマサアキ)

1957年三重県生まれ。ミステリの評論を中心に活躍する。2007年『論理の蜘蛛の巣の中で』で第60回日本推理作家協会賞、第7回本格ミステリ大賞を受賞。