相次ぐ不幸な出来事の結果、ハンドレッズ領主館はますます寂れていた。エアーズ一家の行く末を案じるファラデー医師は、館への訪問回数を増やし、やがて医師と令嬢キャロラインは、深まる交流の中で互いを慕う感情を育んでいく。しかし、ふたりの恋が不器用に進行する間も、屋敷では悲劇の連鎖が止まることはなかった……彼らを追いつめているのは誰? ウォーターズが美しくも残酷に描く、ある領主一家の滅びの物語。解説=三橋曉
*第5位『ミステリが読みたい!2011年版』海外篇/歴史部門
*第7位『このミステリーがすごい!2011年版』海外編
*第7位〈週刊文春〉2010ミステリーベスト10 海外部門
エアーズケノボツラク エアーズ家の没落〈下〉
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