1944年、ロンドン。夜ごと空襲の恐怖にさらされながら、日々の暮らしに必死でしがみつく女たちと男たち。都会の廃墟で、深夜の路上で、そして刑務所の中で、彼らの運命はすれ違い、交錯する。第二次世界大戦を背景に、赤裸々に活写されるのは人間の生と業、そして時間の流れと過ぎゆく夜。大胆な手法を駆使して、人間という存在の謎に迫る、ウォーターズ渾身の傑作。解説=若島正
*第4位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/翻訳家・評論家部門
*第7位『週刊文春』「2007ミステリーベスト10」/海外部門
*第8位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/総合部門
ヤシュウ 夜愁〈下〉
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