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キュウニンノレジェンドトオロカモノガヒトリ 九人のレジェンドと愚か者が一人

九人のレジェンドと愚か者が一人

在庫あり

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > ミステリ
判型
四六判並製
ページ数
336ページ
初版
2024年6月21日
ISBN
978-4-488-02905-0
Cコード
C0093
写真
Johnnyhetfield/Getty Images
装幀
西村弘美

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内容紹介

26年前、パ・リーグのペナントレースを制した阪和バーバリアンズ。6回2死まで0封された後、満塁ホームラン3本が飛び出して9点差をひっくり返すという史上稀に見る逆転試合をきっかけに、リーグ優勝、そして日本一へと駆け上った。その後の低迷期を経てこの夏、来季の新監督に抜擢されたのは、当時4番を務めた夏川誠だ。大阪毎朝放送がレジェンドと呼ばれたメンバーたちのインタビューと再現試合で構成する特別番組を企画。取材を進める中で、10人目のレジェンドともいえるマネージャーの存在が浮かび上がる。ところが、あの試合中に盗難事件があり、疑われたマネージャーは退団、そののち非業の死を遂げたという……。チーム思いのマネージャーがなぜ盗難を行ったのか? 主要メンバー9人の中に、嘘をついた人物がいるのではないか? そして仲間を裏切った愚か者は誰なのか――。吉川英治文学新人賞作家が贈る、企みに満ちた長編ミステリ。

目次

1stイニング 史上最高の逆転劇と九人のレジェンド(企画書)
2ndイニング 夏川誠
3rdイニング 三枝直道
4thイニング 杉山匠
5thイニング 今野寿彦
6thイニング 沖博康 小曾木健太
7thイニング 玉置哲美 北井裕二
8thイニング カイル・ハーバート
9thイニング 史上最高の逆転劇と九人のレジェンド(収録)

著者紹介

本城雅人 (ホンジョウマサト)

1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年に『傍流の記者』が第159回直木三十五賞の候補となる。主な著作は『球界消滅』『トリダシ』『にごりの月に誘われ』『二律背反』など。2023年末には文庫書き下ろし〈二係捜査シリーズ〉『宿罪』『逆転』『ゴースト』を3ヶ月連続刊行し話題となる。

著訳者の既刊本

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