ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ニゴリノツキニイザナワレ にごりの月に誘われ

にごりの月に誘われ

在庫なし

定価
1,980円(本体価格:1,800円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > ミステリ
判型
四六判並製
ページ数
350ページ
初版
2022年4月22日
ISBN
978-4-488-02857-2
Cコード
C0093
写真
Ze Martinusso/Getty Images
装幀
大岡喜直(next door design)

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内容紹介

時代を先取りするカリスマ経営者として有名な、IT大企業の会長・釜田芳人から直々に、自叙伝の代筆(ゴースト)の依頼を受けた上阪傑。余命6カ月だという釜田とは、かつて3冊の著作を代筆した後に支払いトラブルとなり、実に11年ぶりの再会だった。病床にある釜田を訪ね、1日1時間の約束で取材を進めていくと、これまでどこにも明かしてこなかったエピソードが出てくるのみならず、今までの本の内容に嘘があったことがわかってくる──。この依頼の裏に果たして何があるのか……。吉川英治文学新人賞受賞者が、“出版界の闇”に鋭く切り込む、驚愕のミステリ。

著者紹介

本城雅人 (ホンジョウマサト)

1965年神奈川県生まれ。明治学院大学卒。スポーツ新聞記者、競馬雑誌デスクを経て、2009年『ノーバディノウズ』でデビュー。翌年に同作で第1回サムライジャパン野球文学賞を受賞。17年に新聞記者たちの地道な取材をテーマとした『ミッドナイト・ジャーナル』で第38回吉川英治文学新人賞を受賞。18年に『傍流の記者』が第159回直木三十五賞の候補となる。主な著作は『球界消滅』『トリダシ』『にごりの月に誘われ』『二律背反』など。2023年末には文庫書き下ろし〈二係捜査シリーズ〉『宿罪』『逆転』『ゴースト』を3ヶ月連続刊行し話題となる。

著訳者の既刊本

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