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ナナツノウミヲテラスホシ 七つの海を照らす星 【単行本版】

七つの海を照らす星

在庫なし

定価
1,980円(本体価格:1,800円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
  1. 国内ミステリ > 鮎川哲也賞
判型
四六判上製
ページ数
310ページ
初版
2008年10月1日
ISBN
978-4-488-02437-6
Cコード
C0093
装画
ヨシツギ
装幀
緒方修一

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内容紹介

児童養護施設の群像劇から浮かび上がる「大きな物語」

様々な事情から、家庭では暮らせない子どもたちが生活する児童養護施設「七海学園」。ここでは「学園七不思議」と称される怪異が生徒たちの間で言い伝えられ、今でも学園で起きる新たな事件に不可思議な謎を投げかけていた。

孤独な少女の心を支える“死から蘇った先輩”。非常階段の行き止まりから、夏の幻のように消えた新入生。女の子が六人揃うと、いるはずのない“七人目”が囁く暗闇のトンネル……七人の少女をめぐるそれぞれの謎は、“真実”の糸によってつながり、美しい円環を描いて、希望の物語となる。

繊細な技巧が紡ぐ短編群が「大きな物語」を創り上げる、第18回鮎川哲也賞受賞作。

目次

「今は亡き星の光も」
「滅びの指輪」
「血文字の短冊」
「夏期転住」
「裏庭」
「暗闇の天使」
「七つの海を照らす星」

著者紹介

七河迦南 (ナナカワカナン)

東京都出身。早稲田大学卒業。2008年、『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。10年刊の『アルバトロスは羽ばたかない』は、第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になるなど高い評価を得る。他の著作に『空耳の森』『わたしの隣の王国』がある。

著訳者の既刊本

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