ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ソラミミノモリ 空耳の森

空耳の森

在庫なし

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
  1. 国内ミステリ > 短編集
レーベル
  1. ミステリ・フロンティア
判型
四六判仮フランス装
ページ数
308ページ
初版
2012年10月30日
ISBN
978-4-488-01774-3
Cコード
C0093
装画
吉田ヨシツギ
装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

オンライン書店で購入

内容紹介

まだ早い春の日、思い出の山を登るひと組の男女。だが女は途中で足を挫き、つかの間別行動をとった男を突然の吹雪が襲う。そして、山小屋でひとり動けない女に忍び寄る黒い影――山岳を舞台にした緊迫のサスペンス「冷たいホットライン」。孤島に置き去りにされた幼い姉弟の運命を描く「アイランド」。ある不良少女にかけられた強盗の冤罪をはらすため、幼なじみの少年探偵が奔走する「さよならシンデレラ」。居酒屋で男が安楽椅子探偵に遭遇する「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」……
『アルバトロスは羽ばたかない』で一躍注目を浴びた鮎川哲也賞受賞作家の本領発揮。一編一編に凝らされた職人的技巧に感嘆すること間違いなしの、バラエティに富んだ九編を収める。

目次

「冷たいホットライン」
「アイランド」
「It's only love」
「悲しみの子」
「さよならシンデレラ」
「桜前線」
「晴れたらいいな、あるいは九時だと遅すぎる(かもしれない)」
「発音されない文字」
「空耳の森」

著者紹介

七河迦南 (ナナカワカナン)

東京都出身。早稲田大学卒業。2008年、『七つの海を照らす星』で第18回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。10年刊の『アルバトロスは羽ばたかない』は、第64回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になるなど高い評価を得る。他の著作に『空耳の森』『わたしの隣の王国』がある。

著訳者の既刊本

この本もおすすめ