判型:文庫判
ページ数:388ページ
初版:2021年1月22日
ISBN:978-4-488-07080-9
Cコード:C0136
文庫コード:L-テ-1-1
写真:iStock.com/Esebene
装幀:中村聡
男は黒人少年を射殺した犯罪者か、正当防衛で発砲した市民か。それは死体の傷口から一目瞭然である──。全米を揺るがした大事件などを題材として、四十五年間に九千件もの解剖を行った練達の検死医が、知られざる検死の世界を語る。法医学的に鮮やかに明かされる意外な真相の数々から目が離せない、傑作ノンフィクション。
ヴィンセント・ディ・マイオ
1941年生まれのアメリカの法医学者、検死医。銃創の権威として全米に広く知られる。医学生や法医学者向けの専門書を複数上梓している。テキサス州サンアントニオのベクサー郡検死局長を長く務めたのち、2006年に退職して以降は法医学コンサルタントとして活躍。全米で注目を集める多くの裁判で専門家として助言や証言をおこなっている。
ロン・フランセル
1957年生まれの作家・ジャーナリスト。著書にThe Darkest Nightなどがある。
満園真木
(ミツゾノマキ )東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。翻訳家。主な訳書にヴィンセント・ディ・マイオとロン・フランセルの共著『死体は嘘をつかない』、バリー・ライガ『さよなら、シリアルキラー』、イライザ・クラーク『ブレグジットの日に少女は死んだ』などがある。