判型:文庫判
ページ数:340ページ
初版:2020年11月27日
ISBN:978-4-488-07078-6
Cコード:C0122
文庫コード:L-マ-2-1
写真:Photo 12 / Getty Images
装幀:中村聡
第二次世界大戦終結までに、ナチス・ドイツは発禁・焚書によって、一億冊を超える書物をこの世から消し去った。対するアメリカは、寄付活動や兵士用のペーパーバックを発行することで、約一億四千万冊を戦場に送り続けた──。その史上最大の図書作戦の全貌とは? 本を愛するすべての人々に贈る、感動のノンフィクション!
モリー・グプティル・マニング
ニューヨーク州レイサムで育つ。ニューヨーク州立大学オルバニー校で米国史を学び、2002年にイェシーヴァー大学ベンジャミン・N・カードーゾ・ロースクールに入学。その後、第二巡回区連邦控訴裁判所で弁護士を務めるようになる。著書として『戦地の図書館』の他にThe Myth of Ephraim Tutt:Arthur Train and His Great Literary Hoax(2012)がある。
松尾恭子
(マツオキョウコ )1973年熊本県生まれ。フェリス女学院大学卒。英米翻訳家。主な訳書にテレサ・オニール『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』、スザンナ・フォーレスト『人と馬の五〇〇〇年──文化・産業・戦争』、デボラ・ラッツ『ブロンテ三姉妹の抽斗──物語を作ったものたち』などがある。