作家・評論家・創作セミナー講師、三つの顔を持つ著者が、失敗談や豊富な文例を織り交ぜながら、作品の執筆過程を書下ろした参考書。これであなたもミステリが書ける! 読む/題材をさがす/調べる・取材する/ミステリとは何か/人物をデッサンする/構成プランをつくる/キャラクターをつくる/視点/時制/文体・シーンの演習。10のステップで構成された、ミステリーを書くための面白くて役に立つ参考書。
はじめに
基礎演習コース
第一のステップ【読む】
第二のステップ【題材をさがす】
第三のステップ【調べる・取材する】
第四のステップ【ミステリとは何か】
実践演習コース
第五のステップ【人物をデッサンする】
第六のステップ【構成プランを立てる】
第七のステップ【キャラクターをつくる】
第八のステップ【視点】
第九のステップ【時制】
第十のステップ【立体・シーンの演習】
付録1 トリック講義
付録2 隠喩講義
野崎六助
(ノザキロクスケ )1947年東京生まれ。最初の著書『幻視するバリケート』(のち『復員文学論』と改題)以降、多岐に亙る評論活動を展開し、92年には『北米探偵小説論』で第45回日本推理作家協会賞を受賞した。他の評論に『アメリカン・ミステリの時代』『物語の国境は越えられるか』などがある。94年には『夕焼け探偵帖』で小説家としてもデビュー、『ドリームチャイルド』『ラップ・シティ』『超・真・贋』『給食ファクトリー』などの作品を発表している。