タンテイショウセツロン

探偵小説論〈I〉

氾濫の形式

笠井潔


探偵小説論〈I〉

ジャンル
ノンフィクション・その他 > 評論・研究
レーベル
キイ・ライブラリー

判型:四六判上製
ページ数:300ページ
初版:1998年12月15日

ISBN:978-4-488-01514-5
Cコード:C0095



内容紹介

探偵小説は第一次大戦という人類史上初の大量殺戮戦争に直面した後、開花した――とする持論を克明に跡付け、横溝正史から松本清張、中井英夫に至る探偵小説第二の波を体系立てた、画期的な戦後日本探偵小説論である。


笠井潔

(カサイキヨシ )

1948年東京生まれ。74年渡仏し76年帰国。79年デビュー作『バイバイ、エンジェル』で角川小説賞を受賞。98年『本格ミステリの現在』編纂で日本推理作家協会賞受賞。2003年『オイディプス症候群』と『探偵小説論序説』で本格ミステリ大賞二部門(小説、評論・研究)同時受賞。著書に『哲学者の密室』『テロルの現象学』他多数。