Amazon.comの月刊ベストブック獲得!(2011年7月)
・2002年に本当に起こった月の石盗難事件を拓美に再構成した1冊!(カーカス・レビュー)
・著者は人物描写の天才だ……このノンフィクションノベルは最上級の推理小説に匹敵する。(クロニクル・ヘラルド)
・本書で描かれるNASAジョンソン宇宙センターの活動や、アメリカからベルギーへと広がる捜査パートのスリリングな展開は、かつて宇宙飛行士を夢見た人や、恋人に月を贈ると約束したすべての人々を魅了するはずだ。(メリッサ・ケント)
ジョンソン宇宙センターの研修生、サド・ロバーツ。彼は2002年に、NASAが保管する“アポロ計画で月から採取した石”を盗み出してしまう。物理学、地質学、人類学を専攻、ユタ州立大学天文ソサエティを創設、ロシア語と日本語を習得した優秀な学生だったはずの彼が、なぜそんな事件を引き起こしたのか? どうやって厳重な警備を突破したのか? FBIはどのように彼を追いつめたのか? 信じがたい事件の真相に迫る傑作ノンフィクションノベル! 訳者あとがき=山祥子
高山祥子
(タカヤマショウコ )1960年東京都生まれ。成城大学文芸学部卒業。訳書に、ドーソン『アメリカのシャーロック・ホームズ』、フラド『リスボンのブック・スパイ』、レイ『ロンドンの姉妹、思い出のパリへ行く』などがある。