マーセデス・ラッキー
アメリカの作家。1950年生。1987年にデビューして以来、すでに50以上の長編を発表、ヴァルデマール国を中心とした壮大な異世界ファンタジイのシリーズが人気を博し、米国ファンタジイ界で女王の名にふさわしい地位を確立する。世界設定はそのままに、時代や主人公を変えながらおもに3部作仕様で書かれたサブシリーズは、総称して《ヴァルデマール年代記》と呼ばれ、多くのファンを獲得している。
銀鷲獅子団の司令部は大騒ぎだった。タドリスと〈銀の刃〉が任務地に着いていないのだ。すぐにスカンドゥラノン率いる捜索隊が向かうが。〈ヴァルデマール年代記〉古代史完結。
若き鷲獅子タドリスは、人間の相棒〈銀の刃〉と任地に向かっていた。故郷を遠く離れた地で、初めての任務。ちょっとした冒険行のはずだっが……。〈魔法戦争〉三部作完結。
古の魔法使いの塔には意外な味方が加わり、ヴァルデマールで、ハードーンで、カースで人々が魔法嵐と対抗すべく立ち上がっていた。〈ヴァルデマール年代記〉正史堂々完結。
度重なる魔法嵐に危機感を覚え対策を模索していた同盟国の面々は、遂に昔の大魔法使いの塔を見つける。世界を破壊する魔法嵐に立ち向かう人々の姿を描く3部作感動の大団円。
和平交渉のためにハイリィを訪れたホワイトグリフォンの代表団。だが宮廷で殺人が。しかも一見すると鷲獅子の仕業らしい。窮地に立たされるスカンドゥラノン。犯人の狙いは?
和平交渉のためにハイリィを訪れたホワイトグリフォン代表団。だが宮廷で殺人が。しかも一見すると鷲獅子の仕業らしい。窮地に立たされるスカンドゥラノン。犯人の狙いは?
勇敢で無鉄砲な黒鷲獅子スカンドゥラノンは、小柄だが賢く機敏な雌鷲獅子ザニールに出会い、惹かれていく。だが〈沈黙の魔法使い〉アーゾウの軍に、敵の魔の手が迫っていた。
〈ヴァルデマール正史〉において、繰り返し語られる、伝説の大魔法使いアーゾウと宿敵マ=アルとの戦いの物語が、ついにそのヴェールを脱ぐ。〈魔法戦争〉三部作開幕。
カース国の使節カラルは悩んでいた。補佐役の書記官であったカラルの意見など、誰が重んじてくれるというのだろう……。風雲急を告げる〈ヴァルデマール年代記〉正史第2部。
敵地で孤立し、魔法嵐に悩まされる〈東の帝国〉軍。この地で生き延びるには……。指揮官は意外な結論を下す。人気の異世界ファンタジー〈ヴァルデマールの嵐〉第二部登場。
将来にわたり国全体を魔法の攻撃から守るために、大がかりな術をほどこすことにしたヴァニエル。だが、見えざる敵の密かな攻撃が彼に、そしてヴァルデマールに迫っていた。
ヴァニエルと若き〈詩人〉ステフェンとの恋の行方は? 重い病に冒された国王をいただくヴァルデマールの運命は? 伝説の〈魔法使者〉ヴァニエルの生涯を描く三部作完結。
王宮の人々を皆殺しにしたといわれる少年を保護したヴァニエル。だが〈共に歩むもの〉に選ばれた少年にそんなことが可能なのか? 好評〈最後の魔法使者〉いよいよ佳境に。
隣国との激しいたたかいで疲弊するヴァニエル。束の間の休暇をとるために、ずっと避けていた故郷に帰ったが……。伝説の〈魔法使者〉の波乱の生涯を描いた、三部作第二弾。
ヴァルデマールを魔法嵐が襲った。ハードーンの背後にいた東の帝国のしわざなのか? 魔法使いたちは必死で立ち向かうが……。名手ラッキーの〈ヴァルデマールの嵐〉第一部。
共通の脅威ハードンを前に宿敵同士だったヴァルデマールとカースが手を結んだ。カース国の使者に同行した若者カラルを待ち受けていたのは? 風雲急を告げる新三部作開幕。
やっと見つけた幸せに酔いしれるヴァニエル。だが恋人タイレンデルの双子の兄が殺され、ヴァニエルの一途な愛がいっそうの悲劇を招き寄せることに。〈最後の魔法使者〉第一部。
父から疎まれ孤立するヴァニエルは、都の伯母のもとで教育されることに……。最後の〈魔法使者〉ヴァニエルの波乱の生涯を描く、〈ヴァルデマール年代記〉の新たな三部作開幕!
〈隼殺し〉が生きていた。しかも、ヴァルデマールの宿敵ハードーン国王アンカーのもとにいるというのだ。一方エルスペスは、〈暗き風〉らと共に密かにある計画をたてていた。
エルスペスらが〈門〉を通って出た見知らぬ森で出会ったのは、伝説の〈魔法使者〉ヴァニエル。エルスペスと〈炎の歌〉の先祖だった。〈ヴァルデマールの風〉三部作、完結!