マーガレット・ミラー
1915年、カナダのオンタリオ州生まれ。38年、高校の同級生であったケネス・ミラー(ロス・マクドナルド)と結婚。41年The Invisible Wormで作家デビュー。緊張に満ちた心理描写と詩的な文体、最後の一行がもたらす戦慄など、他に類のないサペンスを多く発表。『狙った獣』で56年にMWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最秀長編賞を受賞し、83年にはMWA賞グランドマスター賞を受賞する。著作に『悪意の糸』『殺す風』『まるで天使のような』などがある。94年没。
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夫である医師とその妹、夫の二人の連れ子と暮らすルシール。裕福で平穏な生活の裏には、惨殺された先妻ミルドレットの影がいまも……ミラーの作風の礎となる傑作、新訳決定版。
修道女に依頼された人捜し。単純な事件の深奥に眠る驚愕の真相は、最後の一行で明らかにされる──著者を代表する傑作、新訳決定版にて登場。
医師シャーロットの元に紹介状もなく駆け込んだ若い女の頼みが、すべての始まりだった──事件の連鎖が導く驚愕の真実とは。アメリカ随一の鬼才と謳われた著者の本邦初訳作。
自然な物語の奥に巧妙きわまりない手際で埋めこまれた激情とは何か?他に類を見ない高みに達した鬼才の最高傑作、ついに登場!
心当たりのない友からの電話。水晶玉の中に予見された死。孤独な女相続人は亡父の相談役に相談するが……心理描写の妙と予測不可能のどんでん返し。MWA賞に輝く不朽の名作。
ある風の強い午後、スメドラー法律事務所を訪れたその娘は、謎めいた台詞を残して帰途についた。そして数日後、ひとつの報せがもたらされる。娘が失踪した、という。捜索に駆り出された……
匿名の中傷文の執筆にいそしむ偏屈な老人、マフィアにコネがあると称する九歳の悪ガキ、寄る年波に必死の抵抗を試みる美貌の未亡人――そんな登場人物が……
八月も終わるころ、小学校にまた子供たちが帰ってきた。汗を飛ばして駆け回る彼らを、三十二歳のチャーリーは密かに見守りつづけた。ここにいてはいけない。それはわかっているはずだったが、一人……
思いたってメキシコ旅行に出かけたエイミーとウィルマ。ありふれた旅路となるはずだったが、滞在半ばウィルマがホテルのバルコニーから墜ちて死んでしまう。居合わせたエイミーもそのときの……
墓碑は断崖の突端に立っていた。銘板には、なぜか自分の名前が刻まれている。没年月日は四年もまえ――。奇妙な夢だった。そのあまりに生々しい感触に……
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