ダニロ・キシュ
1935年、ユーゴスラビア、スボティツァ市に生まれる。第二次世界大戦中、ユダヤ人であった父は強制収容所に送られ帰らぬ人となる。ベオグラード大学比較文学科を卒業後、作家活動に。同時にロートレアモン、エセーニンなどの詩作品の翻訳も始める。セルビア・クロアチア語及び文学の講師としてフランス各地で教鞭を取り、1979年にパリに移り住む。1989年、同地に死す。作品は二十以上の言語に翻訳され、国内はもとより、仏、伊、独、米などの数々の賞を受賞。『若き日の哀しみ』にはじまる大戦中の家族を描いた自伝的な家族三部作や、『ボリス・ダビドビッチの墓』等がある。
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旅先のスウェーデンの図書館で、娘が亡くなった父親の生涯がすべて記された記録を見出すという表題作他、様々な文学的趣向を凝らした九編からなる、死と死者をめぐる物語集。
ユダヤ人の父を強制収容所に送られた著者による、アイロニーと叙情に彩られた、この上なく美しい自伝的連作短編集。犬と哀しい別れをする少年はあなた自身でもあるのです。
【アンドリッチ賞受賞】旅先で訪れた図書館の地下室で、世界中のあらゆる無名の死者の生涯を記録した書物を見出し読み耽るという不思議な表題作をはじめ、死と愛をテーマに……
たぐいまれな美しさと哀しさ。第二次世界大戦中の少年時代を自伝的に綴った連作短編集。
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