『アヒルと鴨のコインロッカー』映画化

 第25回吉川英治文学新人賞受賞作・伊坂幸太郎『アヒルと鴨のコインロッカー』(ミステリ・フロンティア、創元推理文庫)が映画化されました。このページでは映画情報を随時お知らせします。

更新履歴  
『アヒルと鴨のコインロッカー』映画公式ウェブサイトはこちら
http://www.ahiru-kamo.jp/


アヒルと鴨のコインロッカー 映画DVDを5名様にプレゼント!

応募を締め切りました
たくさんのご応募ありがとうございます


 2008年1月25日(金)、映画「アヒルと鴨のコインロッカー」のDVDが発売・レンタル開始されます。これを記念して、当サイトをご覧の皆さまのうち5名様にDVDをプレゼントいたします。
 ふるってご応募ください。

【プレゼント応募要項】
 ご希望のかたは、下の応募フォームよりお申し込みください。プレゼント選択のラジオボタンは「『アヒルと鴨のコインロッカー』DVDプレゼント」をチェックしてください。ご応募多数の場合は抽選となります。当選発表は、商品の発送をもって代えさせていただきます。
 なお、いただいたコメントは当サイトで紹介させていただく場合があります。あらかじめご了承ください。

■お申し込み締切 2008年2月15日(金)

*   *   *

DVD「アヒルと鴨のコインロッカー」(2枚組)
■発売元:株式会社デスペラード
■販売元:アミューズソフトエンタテインメント株式会社
■税込価格:4,935円
■コピーライト(C) 2006「アヒルと鴨のコインロッカー」製作委員会
■仕様:邦画/片面二層・一層2枚組み/2006/日本/16:9/4:3/2ch/本編約110分+特典映像
■【初回生産限定】スペシャルパッケージ仕様


アヒルと鴨のコインロッカー 映画試写レポート

 2007年6月23日の東京公開を控えた19日、東京・有楽町の「有楽町朝日ホール」にて完成試写が行なわれました。関係者、一般応募者合わせて700人ものお客を集めた今回の試写では、最初に出演者による舞台挨拶が行なわれた他、原作者である伊坂先生からのメッセージが紹介されるなど和やかに進みました。

東京試写会での舞台挨拶
舞台挨拶の模様。左から濱田岳、瑛太、関めぐみ、田村圭生、関暁夫(ハローバイバイ)、中村義洋監督。
(2007年6月19日有楽町)

アヒルと鴨のコインロッカー 映画試写レポート

 2006年7月11日に五反田のIMAGICA映像センターにて、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』の試写会が行なわれました。オール仙台ロケ、映像化不可能とも言われた作品ということもあり、試写室もほぼ満室。会場には監督の中村義洋さんをはじめ、濱田岳さん、松田龍平さんなどの出演者やスタッフが数多く訪れました。

 ボブ・ディランの名曲「風に吹かれて」の歌声にのって幕を開けた映画『アヒルと鴨のコインロッカー』、小説の世界観そのままにストーリーは進行していきます。そして迎える意外な展開と結末。ミステリ映画としても青春映画としても、非常に楽しめる作品となっています。ボブ・ディランの楽曲は、映画・TVを問わず、その原盤使用が極めて難しいそうですが、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』では、この作品の内容にボブ・ディラン側の共感を得て、オリジナル音源の使用が特別に認められたとのこと。作中で“神の声”と称される、ボブ・ディランの歌声もお楽しみいただけます。

 仙台から駆けつけた伊坂幸太郎先生も、熱心に映像に見入られた様子。時折笑顔を見せながら楽しんでいました。試写終了後の関係各社およびスタッフを交えてのパーティでも、「非常に楽しめました。映画を観たそれぞれの人にとって大事な作品になったのでは」と絶賛され、公開が待たれます。

試写会での伊坂先生と中村監督
左:伊坂幸太郎先生、右:中村義洋監督(2006年7月11日五反田)

映画クランクイン会見の模様
クランクイン会見の模様。左から中村義洋監督、濱田岳、大塚寧々、田村圭生、関めぐみ、瑛太。
(2006年4月18日仙台)

コメント

伊坂幸太郎先生より
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」によせて

 この、『アヒルと鴨のコインロッカー』という作品は、映像にしにくい仕掛けを含んでいるためか、ことあるたびに、「これは映画にはならないですよね」といろいろな方たちから言われました。僕自身もぼんやりとですが、「これを映画にするのは難しいのではないかな」と思っていました。もし、実現するとすれば、相当、強引で、不自然な手法を取るしかないのではないか、と。
 けれど、中村監督の考え出したアイディアは、ごく自然で無理のないものでした。「そうか、そうすれば良いのか」と担当者と一緒に驚いたのをよく覚えています。
 ですから、もちろん、この映画は、「あの仕掛けをどうやって映像化するのか」という点でも楽しめると思うのですが、脚本を読み、監督と話をし、キャストの説明を受けるにつれて、これはそれ以上に、僕が自分の小説を書く時に気を配った、「ユーモアややり切れなさや不穏さ」を共有してくれる、とてもいい映画になるのではないかな、と思っています。
 しかも、仙台オールロケとのことで、自分の知っている街がフィクションの世界に変貌するかのようで、少しそわそわしています。

◎      ◎      ◎

キャスト

濱田岳 瑛太/関めぐみ 田村圭生/松田龍平/大塚寧々ほか

◎      ◎      ◎
『アヒルと鴨のコインロッカー』あらすじ

 引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は――たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ! 四散した断片が描き出す物語の全体像は?
*第25回吉川英治新人文学賞受賞
*第1回本屋大賞第3位
*2005年度「このミステリーがすごい!」国内編第2位

◎      ◎      ◎

プロフィール

著者紹介:伊坂幸太郎
 1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒。96年、「悪党たちが目にしみる」で第13回サントリーミステリー大賞に佳作入選後、2000年『オーデュボンの祈り』で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビューする。03年、『アヒルと鴨のコインロッカー』で第25回吉川英治新人文学賞、04年には「死神の精度」で第57回日本推理作家協会賞を受賞。 03年刊行の『重力ピエロ』より、直木賞の候補にも複数回あげられる。06年には『陽気なギャングが地球を回す』が映画化された。

監督紹介:中村義洋
 1970年茨城県生まれ。成城大学在学中より映画研究部に所属し8mm映画製作を始め、93年「五月雨厨房」がぴあフィルムフェスティバル準グランプリを受賞。卒業後、崔洋一、平山秀幸、伊丹十三らの作品に助監督として参加。2002年「仄暗い水の底から」「刑務所の中」、04年「クイール」などの映画作品の脚本も担当。
  05年「ブース」「ルート225」の2作品で、監督としての確かな実力を見せつけ、高い評価を得る。

◎      ◎      ◎

スタッフ
監督:中村義洋
製作:アミューズソフトエンタテインメント、スカパー・ウェルシンク、読売広告社、ダブ、河北新報社
協力:せんだい・宮城フィルムコミッション
配給:株式会社ザナドゥー

『アヒルと鴨のコインロッカー』公式ウェブサイトはこちら
http://www.ahiru-kamo.jp/

■劇場情報
[東京]
恵比寿ガーデンシネマ(公開終了)
池袋シネマサンシャイン(公開終了)
新宿ガーデンシネマ(公開終了)
銀座テアトルシネマ(公開終了)
シネマート六本木(公開終了)
テアトルダイヤ(公開終了)
下高井戸シネマ(公開終了)
目黒シネマ(公開中)
ユナイテッド・シネマ豊洲(2月23日より) [宮城]
仙台セントラル劇場(公開終了)
仙台フォーラム(公開終了)
仙台コロナワールド(公開終了)
MOVIX仙台(公開終了)
MOVIX利府(公開終了)
109シネマズ富谷(公開終了)
ワーナー・マイカル・シネマズ名取エアリ(公開終了)
フォルテ東宝7(公開終了)
シメマ・リオーネ古川(公開終了)
ワーナー・マイカル・シネマズ新石巻(公開終了)
泉コロナワールド(10月8日より)
[北海道]
シアターキノ(公開中)
シアターボイス(公開終了)
函館シネマアイリス(公開終了)
[青森]
シネマディクト(公開終了)
八戸フォーラム(公開終了)
[岩手]
盛岡フォーラム(公開終了)
[秋田]
秋田フォーラスシネマパレ(公開終了)
[山形]
山形フォーラム(公開終了)
[福島]
福島フォーラム(公開終了)
[神奈川]
MOVIX橋本(公開終了)
川崎チネチッタ(公開終了)
横浜ニューテアトル(公開終了)
[千葉]
MOVIX柏の葉(公開終了)
[茨城]
水戸テアトル西友(公開終了)
シネプレックスつくば(公開終了)
[群馬]
MOVIX伊勢崎(公開終了)
[大阪]
MOVIX堺(公開終了)
梅田ガーデンシネマ(公開終了)
[神戸]
シネ・リーブル神戸(公開終了)
[京都]
京都シネマ(公開終了)
[名古屋]
センチュリーシネマ(公開終了)
[新潟]
ユナイテッド・シネマ新潟(公開終了)
新潟十日町シネマパラダイス(公開終了)
[長野]
アイシティシネマ(公開終了)
長野ロキシー(公開終了)
[静岡]
静岡シネ・ギャラリー(公開終了)
浜松東映劇場(公開終了)
[愛知]
ユナイテッド・シネマ豊橋18(公開終了)
[岐阜]
ユナイテッド・シネマ真正16(公開終了)
高山旭座(公開終了)
[三重]
進富座(公開終了)
四日市中映シネマックス(公開終了)
[石川]
ユナイテッド・シネマ金沢(公開終了)
[富山]
シアター大都会(公開終了)
[福井]
福井メトロ劇場(公開終了)
[滋賀]
滋賀会館シネマホール(公開終了)
[広島]
サロンシネマ(公開終了)
福山シネマモード(公開終了)
[岡山]
シネマ・クレール(公開日未定)
[山口]
MOVIX周南(公開終了)
[愛媛]
アイシネマ今治(公開終了)
シネマ・ルナティック(公開終了)
[福岡]
KBCシネマ(公開終了)
ユナイテッド・シネマなかま16(公開終了)
[熊本]
TOHOシネマズはまけん(公開終了)
TOHOシネマズ与次郎(公開終了)
[佐賀]
シアターシネマ(公開中)
*詳しくは映画「アヒルと鴨のコインロッカー」公式HPをご覧ください

(2006年6月5日/2008年1月25日)

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