ポオ生誕200年
Poe's 200th anniversary

 今年2009年は、推理小説を創造し、怪奇小説・SF・ユーモア小説の分野にも幾多の傑作を残したアメリカ最大の文豪、怪奇と幻想、狂気と理性の中に美を追求したエドガー・アラン・ポオの生誕200年にあたります。

 創元推理文庫版 ポオ小説全集全4巻と『ポオ詩と詩論』でE・A・ポオの全小説、全詩と主要評論をお読みになることができます。

●NHK BS-hi新番組「プレミアム8」において、毎週火曜日に「偉大なるミステリー作家たち」と題したシリーズが放送されます。
 その第一回目を、ポオを扱った「エドガー・アラン・ポー 200年目の疑惑」が飾ります。どうぞご覧ください。

エドガー・アラン・ポー 200年目の疑惑
―探偵・明智小五郎の調査報告―

・於:NHK BS-hi
・キャスト:明智小五郎=藤原竜也、江戸川乱歩(声)=石橋蓮司
・放送日時:2009年3月31日(火)20:00〜21:29
・再放送:4月4日(土)13:00〜14:29
      4月7日(火)14:00〜15:29
      5月5日(火)09:00〜10:29

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◆創元推理文庫でお読みになれるポオの作品一覧
■ポオ小説全集
第1巻 ●「壜の中の手記」「ベレニス」「モレラ」「ハンス・プファアルの無類の冒険」「約束ごと」「ボンボン」「影」「ペスト王」「息の喪失」「名士の群れ」「オムレット公爵」「四獣一体」「エルサレムの物語」「メルツェルの将棋差し」「メッツェンガーシュタイン」「リジイア」「鐘楼の悪魔」「使いきった男」「アッシャー家の崩壊」「ウィリアム・ウィルソン」「実業家」/解説=佐伯彰一

第2巻 ●「ナンタケット島出身のアーサー・ゴードン・ピムの物語」「沈黙」「ジューリアス・ロドマンの日記」「群集の人」「煙に巻く」「チビのフランス人は、なぜ手に吊繃帯をしているのか?」/解説=「エドガー・ポオその生涯と作品」シャルル・ボオドレエル

第3巻 ●「モルグ街の殺人」「メエルシュトレエムに呑まれて」「妖精の島」「悪魔に首を賭けるな」「週に三度の日曜日」「楕円形の肖像」「赤死病の仮面」「庭園」「マリー・ロジェの謎」「エレオノーラ」「告げ口心臓」「陥穽と振子」「鋸山奇談」「眼鏡」「軽気球夢譚」「催眠術の啓示」「早まった埋葬」 /解説=佐伯彰一

第4巻 ●「黄金虫」「黒猫」「長方形の箱」「不条理の天使」「「お前が犯人だ」」「ウィサヒコンの朝」「シェヘラザーデの千二夜の物語」「ミイラとの論争」「天邪鬼」「タール博士とフェザー教授の療法」「ヴァルドマアル氏の病症の真相」「盗まれた手紙」「アモンティリャアドの酒樽」「アルンハイムの地所」「メロンタ・タウタ」「跳び蛙」「×だらけの社説」「フォン・ケンペレンと彼の発見」「ランダーの別荘」「スフィンクス」「暗号論」/解説=「探偵作家としてのエドガー・ポオ」江戸川乱歩

ポオ 詩と詩論 ●全詩六十三編、「構成の原理」「詩の原理」「ユリイカ」

(2009年3月26日)