ハリー・ポッターのあとはこれ!
知る人ぞ知る、ファンタジーの名作シリーズ

〈駆け出し魔法使い〉シリーズ第2弾
『駆け出し魔法使いと海の呪文』
ダイアン・デュエイン/田村美佐子訳 (3月刊行)

 ハリー・ポッター・シリーズに先駆けて書かれ、今に至るまで英米のファンタジー読者の根強い人気を誇る、若き魔法使いの成長を描いた傑作シリーズです。


『駆け出し魔法使いと海の呪文』(3月刊)

 マンハッタンでの冒険を無事くぐり抜け、晴れて正式な魔法使いになったニータとキット。ふたりはニータの家族と一緒に、海辺で夏休みの休暇を楽しんでいた。
 そんなとき、ニータが傷ついたクジラの魔法使いの命を救ったことががきっかけで、ふたりは〈孤高なる者〉を海底に封印し、海に平和を取りもどすための儀式に参加することになる。
 なかでもニータの演じる役は重要だった。最初はほんの軽い気持ちで引き受けた代役。だがやがて、とんでもない事態に足を踏み入れていたことが判明し、苦悩するニータ……
 折しも、ニータの両親がふたりの行動に疑問をもちはじめたことが、さらに事態をややこしくしてしまう。

 ほやほや魔法使いのニータとキッドは、無事に海の平和を取りもどすことができるのか? 若き魔法使いの試練を描くシリーズ第2弾。


『駆け出し魔法使いとはじまりの本』

 いつものように、いじめっ子たちに追いかけられたニータは、ぼこぼこにされるのを避けようと、馴染みの図書館に逃げ込んだ。
 よく知っているはずの図書館の本。だがそのなかに、見たことのない一冊があった。タイトルは『魔法使いになるには』。え? いったいなにになるんだって?
 最初は疑っていたニータだったが、好奇心には勝てず夢中で読み始める。そして半信半疑のまま、本の手引きどおりに魔法使いとしての〈誓約〉をたててしまう。
「わたし、本当に魔法使いになっちゃった?」
 そんなある日、ニータは同じく魔法を勉強する少年キッドと出会う。仲間を得て勇気づけられたニータは、いじめっ子に奪われた大切なペンを、キッドと協力して取りもどそうと画策する。
 手はずも準備も万端。単純な呪文で、すべてがうまくいくはずだった……だったのだが……。
 世界の扉は移動しているし、間違えて迷子のホワイトホールを呼び出してしまうしと、どういうわけか思わぬ事態が続発。挙げ句の果てには、ふたりは世界の命運を左右するとんでもない冒険に飛び込む羽目に……。
 傑作シリーズ第1弾!
(2009年2月5日)