ジュール・ヴェルヌ歿後100年
映像の魔術師カレル・ゼマン『悪魔の発明』上映

悪魔の発明・映画  2005年は、SFの祖にしてフランスの文豪、ジュール・ヴェルヌ歿後100年にあたります(1828年-1905年)。

 そのヴェルヌの代表作『悪魔の発明』(創元SF文庫)を、チェコの映像作家にして〈幻想の魔術師〉カレル・ゼマンが1958年に映画化しています。銅版画と実写を融合させた、世にも不思議な手法で、空想と冒険の作品世界を見事に映像で表現したものでした。

 その『悪魔の発明』が、[シアター]イメージフォーラムで2月4日まで上映(日本スカイウェイ、ケイブルホーグ共同配給)。2月19日から25日までは、名古屋シネマテークで上映されます。併映は、日本初公開の『ほら男爵の冒険』(1961)。なお、ゼマンの他の作品も、モーニングショー、レイトショーで上映されます。

 上映案内などの詳細は、下記ケイブルホーグのサイトを御参照ください。

 http://www.cablehogue.co.jp/karel_zeman/

 なお、原作『悪魔の発明』(創元SF文庫)は、2005年2月開催のSFフェアで復刊いたします。

(2005年1月10日/2005年2月14日)

本の話題のトップへトップページへもどる