私が選ぶこの一作

2000年4月開催フェア 

我孫子武丸 推薦
『雪の中の三人男』エーリヒ・ケストナー/小松太郎訳

「この優しい物語が、永遠に続けばいいのにと思った。」

綾辻行人 推薦
『シャム双子の謎』エラリー・クイーン/井上勇訳

「この蠱惑的なタイトル。なおかつEQの長編で唯一の“嵐の山荘”。必読、です。」

鮎川哲也 推薦
『不変の神の事件』ルーファス・キング/高田惠子訳

「作者の名を聞いて、昔の愛人に逢ったような胸のときめきを覚えた。」

荒俣宏 推薦
『心地よく秘密めいたところ』ピーター・S・ビーグル/山崎淳訳

「都会的アイロニーと静けさとが醸しだす、尽きることのない魅惑。」

井上雅彦 推薦
『ドラキュラ紀元』キム・ニューマン/梶元靖子訳

「祝杯をあげよう。この華麗なる世紀に。我が一族の覇業に。」

大沢在昌 推薦
『シカゴ・ブルース』フレドリック・ブラウン/青田勝訳

「ほろ苦く、切なく、清清しい。都会の孤独に立ち向かう若者に、ぜひ読んで欲しい。」

大原まり子 推薦
『武器製造業者』A・E・ヴァン・ヴォークト/沼沢洽治訳

「私はこの小説から、政治、歴史、恋愛について学んだ。豪華絢爛なSF、まさにSF!」

小野不由美 推薦
『星を継ぐもの』ジェイムズ・P・ホーガン/池央耿訳

「SFにして本格ミステリ。謎は大きいほど面白いに決まっている。」

折原一 推薦
『被害者を捜せ!』パット・マガー/中野圭二訳

「まさにコロンブスの卵。盲点の荒野を切り開く奇才の“逆本格推理”。」

恩田陸 推薦
『エラリー・クイーンの冒険』エラリー・クイーン/井上勇訳

「長編も大事だけど、これ、基本ですから押さえといてください。」

北上次郎 推薦
『フィーヴァードリーム』(上下)ジョージ・R・R・マーティン/増田まもる訳

「異色の友情小説であると同時に、これはきわめて希な吸血鬼小説の傑作である。」

栗本薫 推薦
『コナンと髑髏の都』ロバート・E・ハワード/宇野利泰訳

「コナン。それはヒロイック・ファンタジーの故郷、アメリカの生んだ神話、そして最後の伝説だ。」

清水義範 推薦
『未来世界から来た男』フレドリック・ブラウン/小西宏訳

「アイデア、空想の楽しさ、奇想天外なオチ、それらのすべてがここにある。」

瀬名秀明 推薦
『スペクター』スティーヴン・ローズ/古沢嘉道訳

「もっとやれ、もっと行け! これぞ黄金時代の《モダンホラー》だ!」

高橋源一郎 推薦
『火星のプリンセス』エドガー・ライス・バローズ/厚木淳訳

「少年時代、僕の夢はデジャー・ソリス姫と結婚することでした(マジで)。」

法月綸太郎 推薦
『ライブラリー・ファイル』(上下)スタン・リー/島田三蔵訳

「電子的監視システムが神の視点を擬態する、早すぎた次世代スパイ小説の傑作。」

皆川博子 推薦
『呪い』ボワロ&ナルスジャック/大久保和郎訳

「極上のネオ・ゴシックと極上の本格推理のこよなく芳醇なブレンド」

森博嗣 推薦
『裁くのは誰か?』プロンジーニ&マルツバーグ/高木直二訳

「これを読んだときは“ぎりぎりだ!”と思った。今でも、これがミステリィの最先端だろう。」

山口雅也 推薦
『靴に棲む老婆』エラリー・クイーン/井上勇訳

「童謡(マザーグース)の幻想に酔い、探偵(エラリー)の論理に唸る。これぞ私のミステリ桃源郷(シャングリラ)。」

山田正紀 推薦
『トリフィド時代』ジョン・ウィンダム/井上勇訳

「『トリフィド時代』は空想科学冒険小説ファンヘの最高の贈り物!」

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