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ショウブグルイ 菖蒲狂い 若さま侍捕物手帖ミステリ傑作選

菖蒲狂い

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 時代本格
  1. 国内ミステリ > 短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(M)
判型
文庫判
ページ数
662ページ
初版
2020年9月25日
ISBN
978-4-488-49911-2
Cコード
C0193
文庫コード
M-し-10-1
装画
森美夏
装幀
山田英春

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内容紹介

柳橋の船宿に居候する、“若さま”と呼ばれる謎の侍がいた。姓名も身分も不明だが、事件の話を聞いただけで真相を言い当てる名探偵でもあった。菖蒲作りの名人の娘が殺され、些細な手がかりから犯人の異様な動機に辿り着く「菖蒲狂い」など、250編近い短編から厳選した25編を収録。「五大捕物帳」の一つにして、〈隅の老人〉に連なる伝説の安楽椅子探偵シリーズの決定版、登場! 解説=末國善己

目次

「舞扇(まいおうぎ)の謎」
「かすみ八卦(はつけ)」
「曲輪(くるわ)奇談」
「亡者殺し」
「心中歌さばき」
「尻取り経文」
「十六剣通し」
「からくり蝋燭(ろうそく)」
「菖蒲狂い」
「二本傘の秘密」
「金の実(な)る木」
「あやふや人形」
「さくら船」
「お色検校(けんぎよう)」
「雪見酒」
「花見船」
「天狗矢ごろし」
「下手人作り」
「勘兵衛(かんべえ)参上」
「命の恋」
「女狐ごろし」
「無筆の恋文」
「生首人形」
「友二郎(ともじろう)幽霊」
「面妖殺し」

著者紹介

城昌幸 (ジヨウマサユキ)

1904年東京府生まれ。23年、詩人として日夏耿之介と西條八十の門を潜る。石川道雄、矢野目源一らと興した同人雑誌〈東邦芸術〉に城左門名義で詩を発表、30年に第一詩集『近世無頼』を刊行する。25年に城昌幸名義で「秘密結社脱走人に絡る話」を〈探偵文芸〉に寄稿、探偵作家として〈新青年〉を中心に怪奇・幻想の味わいをもつ掌篇小説を発表する。さらに39年に始まった〈若さま侍捕物手帖〉シリーズは「五大捕物帳」のひとつに数えられるほどの人気を博す。ショートショートの先駆者としても名高く、戦後は〈宝石〉の創刊に携わり、のちに宝石社の社長となる。76年没。

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