ハイボクヘノガイセン 敗北への凱旋
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内容紹介
終戦から間もない降誕祭前夜、焼け跡の残る横浜・中華街の片隅で他殺体となって見付かった隻腕の男。ピアニストとして将来を嘱望されながらも戦争に音楽の道を断たれた男は、如何にして右腕を失い、名前を捨て、哀しき末路を辿ったのか。そして、遺された楽譜に仕組まれたメッセージとは――美しき暗号が戦時下の壮大な犯罪を浮かびあがらせる、名匠の初期を代表する推理長編。解説=米澤穗信
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